笛、 持ってたって助からないよ‼
エレベーターの中に
7日も閉じ込められる可能性があると
ある専門家は言った。
体感 首都直下地震ウイーク
12月1～8日にNHKスペシャル
「体感 首都直下地震ウイーク」
生きるスキル「“孤立”からのサバイバル」
信じて見てちゃだめよ。
首都直下地震の時、
もしエレベーターに万が一、閉じ込められたら
笛を持っていたらいい？？？？
100円ショップで売っている笛でいいんですよ。
声じゃとどかないけど、
笛なら聞こえるって、
って、
NHKよ。
こんな煽っていながら、
そんなレベルのアドバイスかい‼
あなたは、
これ信じちゃだめ‼
もっと私恐ろしい話するけど
最後までついてきて。
首都直下地震が起きたら、
エレベーターの閉じ込め
ですよ。
昨夜番組中、
NHKが紹介していたのが、
エレベーターに、万が一、（考えたくないけど）
閉じ込められたら…
「笛」を持っているといいんです！
そのワケが、
声を出し続けても聞こえない
笛なら聞こえるから、
普段から持ち歩きましょうって
アドバイスだった・・・(-_-;)
おいおい、
そんな甘いことじゃないって
現実見ようよ‼
助からないよ‼
そもそも
大震災でエレベーターに
閉じ込められる危険がある」
というと、
だいたいの方が、
うちは大丈夫です‼
と言われるのです。
「エレベーターに、
大きな地震の際には
最寄り階に止まるシステムになっている」
って書いてあるから大丈夫だって
とても強い口調で
抗議される方もおられます。
変に脅かさないでよって口調です。
地震管制運転装置付のことですよね。
こういう表示ありますものね。
確かに・・・
でもね。
それを鵜呑みにしちゃいけませんよ！
そのシステムが作動しない場合が
あるのです。
地震と同時に
システムが故障することもあります。
首都直下型地震が発生した場合、
マンションやオフィスなど
被災及び、停電により
エレベーターの閉じ込め事故が
多発します。
と国も言っています。
閉じ込められた後を
考えましょう‼
閉じ込められて、助けを待つが・・・
消防、レスキューは
まず火災、倒壊現場に優先していきます。
エレベーターの閉じ込め事故については、
エレベーターのメンテナンス会社の
技師が駆けつけます。
でもそれには建物による優先順位が
あるのです。
1番 国の機関、行政機関、病院、
2番 公共施設、
3番 民間の順 そう あなたも私もここです。
＊マンションはここに入ります。
知っていましたか？
ピザの宅配みたいに30分以内に
救助がくると思ったら
大間違いなのです。
またエレベーターのメンテナンス会社も被災し、
多くの従業員も被災している可能性があり、
助けにいけないと言われています。
場合によっては
1週間以上
閉じ込められる
場合もあると言われているほどなのです。
震災時にエレベーターに閉じ込められた場合、
基本的にすることは、
エレベーター内の インターホンを押しますよね。
管理会社などに連絡し 救出を待ちますよね。
ところがそこから
1週間も助けが来なかったら
どうなりますか？
ありえない・・・
恐怖ですよね。
ここで衝撃の話をします。
わかりやすく数字で説明します。
首都圏のエレベーターメンテナンス会社が
管理するエレベーターは、
約22万7,000基あります。
しかし、復旧に関わる作業員は、
約2,600人しかいません。
約23万のエレベーターに対して
それを修理できる作業員が
たった
2,600人しかいないのです。
しかも彼らの移動は
民間企業なので、
パトカーや消防車などのような
緊急車両でなく
一般車で出動するのです。
どれだけ待たされますでしょうかね・・・
信じたくない現実ですが、
2014年12月の内閣府の中央防災会議が
公表したデータもあります。
首都直下地震が発生した場合、
最大で約3万台のエレベーターが停止し、
約1万7000人が
エレベーターに閉じ込められる
可能性があると発表しています。
過去を振り返りましょう。
2011年の東日本大震災では65台が
閉じ込め被害にあい、
3時間後には救出されましたが、
3時間だって、怖かったと思いす。
ところが、
「首都直下地震が起きた場合、
東日本大震災の
100倍
の救出時間も予想される」と、
知り合いの防災士さんが言っていました。
閉じ込められた場合は、
生命の危険があります。
復習しましょう。
エレベーターについて
地震管制運転装置付きって
それで閉じ込められたりはしないの？？？
違いましたよね‼
最寄り階までの距離が長い場合や、
最寄り階に停止する前に
故障が発生した場合には、
階と階の間で閉じ込められてしまう
可能性がある。
とのことです。
それで最新のタワーマンションなどには
別のシステムがエレベーターについていると
いうので少し調べました。
停電時自動着床装置
（トスランダー）というのがありました。
動画でご確認ください。
https://www.youtube.com/watch?v=dRbGszlsPlc
一般的なマンションの装置は、
地震時管制運転・・・ 地震発生時、感知器が揺れを検出し、
直ちに最寄階へ自動着床してドアを開きます。
ただ、揺れが大きかった場合などは、故障して
最寄階で停止できない場合が
あり、心配されています。
そこで安心なシステムを付けられたものが
これです。
停電時自動着床装置・・・
万一、エレベーターが停止階間で停止した場合でも、
エレベーターの安全を確認した上で、
自動的に最寄りの階まで低速運転し、
ドアを開きます。
動力源としてバッテリを備えています。
安全性は絶対とは言えませんが
かなり閉じ込められない安全な装置が
ついたエレベーターだと思いました。
：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：
でも万が一閉じ込められてしまった場合の
対策は？
水や食料、簡易トイレなどが
入った非常用ボックスを
エレベーターの中に設置する。
すでに三井不動産（東京）は、
東日本大震災の後、
全国４８棟のオフィスビルのエレベーターに、
水や食料、簡易トイレなどが入った
非常用ボックスを設置していますし、
最近高層マンションでよく見かけます。
エレベータ内に閉じ込められたとき、
救助を待つために必要な備蓄品を
事前にエレベーター内に置いているのですね。
これは安心です。
でも・・・
いつ助けがくるかわからないので、
救助が来なかった場合、
マンション住民自らが、
救出できる訓練を受けることも
視野に入れてみたらいかがでしょうか？
マンション住民むけエレベーター
閉じ込め救出訓練というのが あるのです。
エレベーター保守管理組合の技術員が、
住民に向けて救出方法を実地で訓練してくれる
有料サービスです。
ある会社の例
訓練は安全にやるために
① 建物の事前審査
② マニュアル作成
③ 安全確保のための事前説明会
④ 実地訓練
という流れになるようです。
状況によっては、
人を救出できる十分なすき間が
無い場合もあります。
この場合は消防などの救助を
待つしかないようです。
でも・・・
わずかなすき間があれば、
励ましたり、
飲み物や食料を
手渡すことができるのです。
閉じ込められても
外部とつながったら
安心感は違ってきますよね！
i-tec２４という会社が提供している
災害時エレベーター閉じ込め救出訓練を
ご紹介します。
こちらをご覧ください。
ただ気になっているのが、
NHKスペシャルのドラマの中で
タワーマンションが火災になりました。
通電火災が発生したという設定でしたが、
その原因が、エレベーターが動かず不便だと
住民達が管理組合に押し寄せて、
全戸の安全確認も取らず、
エレベーターを予備電源で動かしてしまった。
結果、
あるお宅で通電火災が起きてしまい
大きく燃え上がってしまったというものでした。
過去の震災で、
原因が特定できた建物火災の約6割が通電火災によるものです。
ですので、
エレベーターを動かす場合にも、通電火災は大丈夫など、
最大限の注意が必要になると思いました。
エレベーター閉じ込めに対して、
平時の今しっかりと考えておかないと
いけないです。
しっかり考えていきましょう。
最後にNHKよ。
煽るなら、
提案ももっとしっかりしたもの出してよ。
視聴率だけ取れればいいの？
がっかりだわ(-_-;)
無料のメルマガを、
ほぼ毎日配信しています。
本気の防災メルマガです
お申し込み先↓↓↓
https://my57p.com/p/r/qOulKeyP
お申込みお待ちしています☺
防災アドバイザー 岡部梨恵子