ウソでしょう? エレベーター閉じ込められる? | 子どもの命を守りたいと思うママへ もしもの時に備える主婦目線の防災備蓄術

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フツーに言われている防災の知識がどうもピンとこない。一番は「レトルトや缶詰、インスタント食」など苦手。あんな「毒食」を食べ慣れるローリングストックなんてしたくない。そんなことを考えている母の防災備蓄術。

「そんなバカな!」 

いきなり怒られたことが

あります。


 

 

セミナー中、ある主婦の方が、

 

いきなり怒り出したのです。

 

私が話していたのは、

 

大震災でエレベーターに

閉じ込められる危険がある」
 

と言ったところ

奥さんは、挙手と当時に、

 

「うちのエレベーターには、
 

大きな地震の際には


最寄り階に止まるシステムに


なっている」


って書いてあるから大丈夫だって


とても強い口調でおっしゃったのです。

変に脅かさないでよって口調でした。
 

  
  
地震管制運転装置付。こういう表示のことですよね。

 

確かに・・・

 

うちのマンションのエレベーターにも


 そうやって書いてある。

 

 

でもね。それを鵜呑みにしちゃいけませんよ!

 

そのシステムが作動しない場合が

あるのです。

 

地震と同時に


システムが故障することもあります。

 

 

首都直下型地震が発生した場合、

 

マンションやオフィスなど

 

被災及び、停電により

エレベーターの閉じ込め事故が

 

多発します。

 

と国も言っています。

 


 

閉じ込められて、助けを待つが・・・

 

消防、レスキューは

 

まず火災、倒壊現場に優先していきます。

 

建物による優先順位は、

 

1番 病院、

2番 公共施設、


3番 民間の順   そう あなたも私もここなんです。

 

知っていましたか?

 
 

ピザの宅配みたいに30分以内に

 救助がくると思ったら

 大間違いなのです。

 

 

またエレベーター会社も被災し、

 多くの従業員も被災している可能性があり、

 助けにいけないと言われています。

 

場合によっては

 
 

1週間以上閉じ込められる


 場合もあると言われているほどなのです。

 
 

震災時にエレベーターに閉じ込められた場合、
 

基本的にすることは、
 

エレベーター内の インターホンを押しますよね。

 
 

管理会社などに連絡し 救出を待ちますよね。

 
 

ところがそこから

 
 

1週間も助けが来なかったら


 どうなりますか?

 

ありえない・・・恐怖ですよね。

 

 

ここでわかりやすく数字で説明しますね。

 

首都圏のエレベータメンテナンス会社が



管理するエレベーターは、



 約22万7,000基あります。

 

しかし、復旧に関わる作業員は、


約2,600人しかいません。

 

約23万のエレベーターに対してそれを

修理できる作業員がたった2,600人なのです。

 

 

どれだけ待たされますでしょうかね・・・

 

信じたくない現実ですが、

 

2014年12月の内閣府の中央防災会議が


公表したデータもあります。

 

首都直下地震が発生した場合、



 最大で約3万台のエレベーターが停止し、



 
約1万7000人が

エレベーターに閉じ込められる

 

可能性があると書いています。

 
 

2011年の東日本大震災では65台が


閉じ込め被害にあい、


3時間後には救出されましたが、

 

「首都直下地震が起きた場合、

 

東日本大震災の


100倍



の救出時間も予想される」と


 

知り合いの榎本防災士さんが言っていました。

 

高年齢者や乳幼児が閉じ込められた場合は、

特に生命の危険もありますよね。

 
 

対策として


①水や食料、簡易トイレなどが入った非常用ボックスを

エレベーターの中に設置する。


 

すでに三井不動産(東京)は、
東日本大震災の後、
 全国48棟のオフィスビルのエレベーターに、
 水や食料、簡易トイレなどが入った
非常用ボックスを設置していますし、
最近高層マンションでよく見かけます。



エレベータ内に閉じ込められたとき、

 救助を待つために必要な備蓄品を

事前にエレベーター内に置いているのですね。
 

 

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これは安心です。

 

でも・・・

いつ助けがくるかわからないので、
 

私がお勧めなのは、



マンション住民自らが、

救出できる訓練を受けることです。

 

マンション住民むけエレベーター

閉じ込め救出訓練というのが あるのです。

 

エレベーター保守管理組合の技術員が、


住民に向けて救出方法を実地で訓練してくれる


有料サービスです。
 

ある会社の例


 訓練は安全にやるために


① 建物の事前審査


② マニュアル作成


③ 安全確保のための事前説明会


④ 実地訓練



という流れになるようです。



状況によっては、


人を救出できる十分なすき間が


無い場合もあります。


この場合は消防などの救助を

待つしかないようです。



でも・・・


わずかなすき間があれば、


励ましたり、


飲み物や食料を


手渡すことができるのです。



閉じ込められても

外部とつながったら

安心感は違ってきますよね!


 

i-tec24という会社が提供している


災害時エレベーター閉じ込め救出訓練を


 ご紹介します。

こちらをご覧ください。

 
 

エレベーター閉じ込めに対して、
 

平時の今しっかりと考えておかないと


いけないと思いまして


私は行動しました!

 

管理組合に訓練をするように

お願いしました。
 

マンションにお住いのあなた 


心配ですよね。

 

明日朝一番に管理組合に相談しませんか?


その行動が明日の安心に繋がります。




最後にあの怒った奥さんは・・・?

静かに聞いて、静かに帰っていきました。

アンケートでもクレームはなかったです。

いいんですよ。


防災については


まだまだ知識が、


伝えきれてないと



思うことがたくさんあるんです。


だからセミナーやブログなどで、


知しられると驚きと



戸惑いになるのですよね。



だからこれからも私はセミナーや


SNSで防災について


発信していきます。

 

防災アドバイザー 岡部梨恵子