日が落ちて、辺りが暗くなった頃…
清水寺の夜間拝観も、3月前半はすべて中止、今やっている後半は開催しています。
正式には、12年に1回のご開帳なんですが、たまに何かしらの時に開帳されることもあり、僕も2回ほど拝観させて頂いたことがあります。
今日はご開帳はなく、御前立ちの前にて、しっかりお詣りさせて頂きました。
清水寺にはお堂が沢山あり、素晴らしい仏像もあるのですが、今日は夜間拝観ということもあり、あまりお堂は開いていませんでした。
が、阿弥陀堂は全開(笑)
阿弥陀如来の視線の先には、京都の街並みが広がっており、皆さん阿弥陀さまにお尻を向けて記念撮影に大忙し。
その人並みに背を向けて、阿弥陀如来座像に向かってお詣りするという、なかなかシュールな空間です🙏
1000年ほど前、法然や親鸞が活躍していた頃、流行り病や飢饉、争いや自然災害などが相次ぎ、末法の世さながらの悲惨な状況があったそうです。鴨川にはいつも身寄りのない遺体が転がっていたような時代。
今のように医学も発達していない、情報ツールもない、今日を生きるのに精一杯だった民衆の多くにとって、神仏への祈りは切実、そして依るべき唯一だったのかもしれませんね。






