永住権は申請出来るのか?! | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

在豪2年半 初めてのIELTSの結果は

永住権申請に必要な最低点である

 ”4科目で「平均6以上」” には

ギリギリ到達出来ませんでした....

 

この場合、何年かかろうと何度も

再チャレンジして最低点を取らない限り

永住権の申請可能ポイントに達しません。

「あんな田舎で受けたのにダメだった💦」

「またあんな怖い面接官と話したくない💦」

と ネガティブなイメージばかりのIELTS....

「こんなに苦手な ”Speaking” で

いつか”6”が取れるのだろうか??」

「もしかしたら 今度は今回ギリギリ”6”

取れていた科目ですら ”6”取れない

って事もあるのではないか??」...等々

2年半の苦しい現地留学で蓄えてきたはずの

自分への小〜っちゃな自信も泡と消え

あとには 英語の弱いダメダメな

小っちゃな自分がブルブル震えて

((((;゚Д゚)))))))残っておりました。。。

 

IELTSには 「次のチャレンジは

3ヶ月以上 空けなければならない 」

という規制があるのと 受験料が

「1回 約3万円」だった事もあり

いつになったら永住権を申請できるのか??

永住権が取れないと やっと馴染んだ

子供達を連れて3人で日本に帰る事になる...

1人だけの問題ではないのだ...と

プレッシャーと自責の念に

押しつぶされそうになっていました.....

 

仕方がないので 担当の弁護士さんに

「6無理でした....」としょんぼり

結果報告にオフィスに伺いますと

「理系の方でそういう方多いですよ。

 ところで〇〇さん(←私) には

オーストラリア人のご親戚が

おられましたよね?」と質問が....

「はい、父の姉である叔母と

その娘で私のいとこ(ミックス)の2人は

オーストラリア国籍です。」というと

「従姉妹の方はこちらでフルタイムで

働いておられますよね?」

「はい クリニックの受付してます」

「彼女に移民局で 〇〇さんの

スポンサーとしてインタビューを

お願いする事は出来ますか?」と。

「フルタイムで働いているので

難しいとは思いますが、頼めば

やってくれると思いますけど...」

と答えますと....

「これは試験の結果が良ければ

必要のない情報だったので

お伝えしていなかったのですが...」

と、前置きした上で....

「実は永住権には ”親戚ポイント”という

特例の加算ポイント枠がありまして

経済的に自立しているオーストラリア人の

関係の深いご親戚がおられた場合のみ

その人にサポートしてもらえれば

5点追加されるという項目があるのです。

それを使うと 今回の英語力で足りない

5ポイントを補えるので 〇〇さんの

このIELTSの結果で もう申請出来ます。」

と教えてくれたのです。(↓私の弁護士さん)

「えっ?!そんなポイントが??!

じゃあ もうIELTS受けなくても?」

「いいんです」とのこと。

そんな裏技があったの!

私...もってる〜😭?!!

 

小さい頃から オーストラリア人と

日本人(私の叔母)のミックスのいとこは 

外見が欧米人で 日本語は全く話せず

私達は 日本人の叔母を通じてしか

付き合ってこなかったのですが

すぐ叔母と従姉妹に今の状況を伝え

インタビューをお願いしました。

普段無口な彼女なのですが 二つ返事で

引き受けてくれて すぐに移民局に

連絡を取ってインタビューの約束を

取り付けてくれたのでした。

そして職場に頼んで平日有給を取って 

移民局までわざわざ私の為に

インタビューを受けに行ってくれました。

移民局でのインタビューでは

「本当の親戚か?=普段から

どんな付き合い方をしていて

この人物に何か問題があれば

いつでもサポートするほどの

信頼関係はあるか?」

というモノだったようです。

彼女のこの「援護射撃」のおかげで

私の足りない永住権申請ポイントは

ギリギリ申請可能となり この情けない

IELTS結果でも なんとか永住権を

専門学校の卒業証書をもらえた時点で

申請が出来ることになったのでした。

こんな風にして 思いがけない弁護士さんの

提案のおかげで 私の苦しいIELTSへの

茨の道は強制終了したのでありました。。。

しかしながら 今回 独立技術永住権を

自力で申請するにあたって しみじみ

感じた事がありました。

 

今までの

1.思いがけず英語学校に行く事になり

若い人達と一緒に勉強出来た事

2. 現地校のママさん達と知り合えた事

3. 専門学校に行けて現地の若い学生達と

英語で専門の勉強ができた事

4. 永住権申請の為に IELTS”6”

の勉強をした事......など

 

それらの どの経験 どれ1つなくても

永住権を取れるかも?と想像する事すら

出来なかったと思うのです。

この2年半の全ての経験や出来事が

その後 私と子供達3人がこの異国の

オーストラリアという国で生き抜く

日常生活に絶対欠かすことの出来ない

「大切な力」を与えてくれていた....

という事に その後たくさんの厚い壁に

ぶつかる度にしみじみと身に沁みて 

実感していくのでありました。。。