今、不登校の子を持つ親御様へ | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

子連れ留学の思い出を書きながら

横道にそれて、子供が巣立った現在の

自分の思いを少し書かせて頂きます。

 

(幼少期からゲーマーであったり

漫画を「読書」と推奨する普通でない

ロクでもない親の1つの意見ですので...

不愉快な方がおられましたら

サッとスルーして下さいませ...)

 

子供時代からのゲーマーの私(母)

から言わせますと。。。

「1日1時間でゲームを切り上げる」

のが「良い子」とよく親は言いますが 

そんな簡単に集中力を切らせる子は

大した人にならないのでは?

と思っているのでございます。

好きな事に対する集中力は 1時間

では終わらないと思うからです。

「仕事を1時間で飽きられる

集中力のない大人」は 将来

研究者としてノーベル賞レベルの

有名な「博士」に

なれるのでしょうか?? 

そんな集中力のない子供に

毎日育てようとしながらも

親が子供になって欲しい職業は

「医者、博士、弁護士」??

何時間も集中しないといけない職業や

仕事オタクでないと勤まらない職業

ではないでしょうか??

 

「オタクが世界を回してる」んだゼ!

スティーブンジョブズもビルゲイツも

スティーブウォズニアックも 世界一の

コンピュータ−『オタク』だったから

あれほど有名になれたのですよね?

小学校時代、オタクでいじめられっ子

だったうちの息子さんも、今のお仕事

実は、小さい頃から大好きだった

そのお陰様といえる関係の

お仕事が中心なんです。

 

他のお母様方からは、

「才能があったのよ」

「うちの子なんて、平凡だから...」

と言われてしまいますが、才能は...

あったのか定かではありませんが??

 

育て方は....非凡でした....

結果。。。非凡な大人になりました...


そういう事ではないでしょうか??

人と違った大人に育てたければ

人と違った育て方をして、

社会に大人しく仕えられる従順な大人に

なって欲しければ、そのように育てる。

今の日本は、会社の立派な歯車に

なれる大人を育ててくれているのです。

「立派な会社員」に育って欲しいなら

それが1番 安全で楽な「普通に」

”幸せな日本人の生き方”です。

実際、日本の親御さんの子供に求める

理想像は「普通に幸せに 安定した生活を

送って欲しい」という事で「公務員」や

「大企業の会社員」が1番かもしれません。

 

でも、私は小さな頃からちょっと変わった

息子に、自分(母)が病気で死ぬかも?と

考えた後からそう望んでいなかったのです。

「普通」って何だ??

「日本の普通ってそんなにいい事?」

日本の常識よりも、世界の常識を知って

人生をウキウキワクワク♪後悔なく

世界中をポケモンのサトシのように

「人生は冒険だ〜!」と色々経験して

楽しんで生きて欲しいと思っていました。

 

本人が「学校に行かないで良い」なら

時間を思い通りに使えるのですから

本人のしたい事を優先させてあげて

大学入学に不可欠な高校資格という

最低限必要な単位を取る勉強時間を

最短に抑えることも可能なんだ。。。

そう考え、息子は高校を通信制にして

単位を取る勉強は、親の私も手伝って

2人でさっさと勉強を終え、本人の

やりたい事に集中させました。

(実際は、通信制で高校卒業の単位を

家で取得しながら 同時進行で 夢の職業の

専門学校にも3年間通っていました。)

そういう訳で、高校時代から仕事の

依頼があり、スカラーシップも貰って

入らせて頂いた海外の大学も

中退する程、日本での仕事の依頼が

本格的になっていき 現在そのお仕事を

本職として 楽しく暮らしております。

このように考えると、今「不登校」で

本人が「学校に行かなくても良い」と

言ってくれているご家庭では、

言い換えれば、「時間をその子の

好きに 思い通りに使える」という

"有利な点"があると言う事です。

 

子供が学校に行かなければ

大人になれないでしょうか??

戦時中に、親も失い、学校も行けず

育った方々が 立派な大人になられて

今の日本の基礎を作られてますよね?

昔、学校のない田舎の村でも

寺子屋で学んだ子供達から

坂本龍馬のような立派な方も

生まれてきましたよね?

こんなに豊かな情報化社会の日本で

学校に行かないくらいで、どうして

立派な大人になれないと

不安になる必要が

あるんでしょうか??

 

不登校でお悩みの親御様方。。。

ぜひ、見る目を変えて頂きたいです。

お子様は育ちが「普通ではない」ので

必ず「普通ではなく」育たれます。

大抵、普通を嫌がる不登校のお子様は、

「先見の明がある」か

「本能が研ぎ澄まされた」

心優しい頭の良いお子様です。

もちろん、このままいけば、普通の学生

普通の会社員にはなりえません。

”普通ではない”んですからね。

でも、逆に言えば、「普通ではない」

=「非凡な」大人に育つのです。

日本の将来は、そういう”人と違った”人材

から、新しい道が拓けると思いませんか?

大人になれば人と違っているのは 

『強み』です。

絶対にユニークな大人になられます。

親はただ子供を信頼して

(親のホームスクーリングで)

社会人としての必要最低限の

知識の土台作りは一緒に手伝ってあげて

子供の夢を一緒になってワクワク応援して

何か失敗したら解決策を教えてあげて

成長を見守ればいいだけなのです。

 

「ホームスクーリング」=(家庭で

学校に通わず、親が勉強を教える

スタイル)は、こちらオーストラリアでは

当たり前の教育法の選択の一つなんです。

というのも、豪州というだけあり広大で

近くに学校のない僻地に住む子供も

たくさんいますし、親が 小さい子供と

じっくり向き合いたいという選択を

される家庭もあります。

「うちはホームスクーリングです」と

言えば、「そーなんだー」で終わり。

恥ずかしい事というより、逆に

教育熱心なご両親という感覚です。

(実際問題、親が家で自分の子供に

勉強教えるなんて、イライラしそう...

出来れば 専門家に任せてしまって

知らない内に、賢く育って欲しい!!

ですよね??)=Lazy parents

(オーストラリアの「普通の」怠け親)

特に子供が小さい時は この親に大負担の

「Home-schooling」を選択される

教育熱心なご家庭も多いようです。

日本では、「協調性がなくなる」と

反対される親御さんが多いと思います。

日本の教育は確かにとても良い部分も

多いので、親としては行かせておけば

安心で楽ですが、言い換えれば

「自主性がなくなる」という欠点にも

なりますよね? 将来、大人になれば

「自主性」は「長所」になります。

自信を持ってそう考えてはいかがでしょう?

 

出来ればですが、ホームスクーリング

で、通信制などで高校卒業資格だけは

取っておければ、行きたい大学受験も

可能になります。数日学校に通うだけ、

夏休みにかためて野外学校をこなすだけ

など、今は色々なタイプの通信制高校が

ありますので、お子様にあったタイプを

探して、気楽に親子で数年乗り越えれば

いいのです。そこさえ乗り越えれば、

大学に進もうが、社会人として働こうが

大きな社会の海原では、誰もが

もがいているのです。そこからは

誰に何の引け目を感じる事なく、

他の皆と同じく 自分の力で もがいて

生き残ってもらえばいいのです。

 

娘は、息子とタイプが違って、他人と

同じが幸せで、やりたい事も特になく

目立たず普通が1番!と思うタイプですので

”普通に”大学出て、”普通に”会社員として

日系の海外支社勤めをしながら

皆んなと毎日仲良く暮らしております。

 

私は子供達が大人になって巣立った今も

相変わらず呑気に 他人事のように

(子供の人生、実際、他人事です!)

ウキウキワクワク♪

まだどんな芽が出てくるのか??

楽しみに幸せに

暮らさせて頂いております。。。