オーストラリア ビーチ生活 スタート♪ | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

日本の住宅街で育った私には

ビーチのそばの生活は

想像もしたことがなかったのですが、

日本の海とは違って

磯の香りは全くせず、

ただただ真っ青な空と海

そしてビーチの前に広がる芝生と歩道。

 

近所の人が、ビーチに散歩、サーフィン

日光浴、犬の散歩、スケートボード、

ボティボード、バーガーや

フィッシュ&チップスを食べに来るだけ、

などと気ままに集う場所という感じで、

ただただ爽快な雰囲気でした。

 

ビーチのそばのオーストラリア人は

肌を見せるのに慣れていて、男性は

上半身裸にショートパンツで裸足、

女性もビキニでタオルを引っ掛けて

バスに乗ったり、どこでも

通りをウロウロしているのですが

ほとんど裸なのに、格好良く、

全然イヤらしくなく、当たり前の

格好に見えてくるのが不思議でした。

 

たまに日本人女性がヒラヒラの

可愛いビキニに真っ白な肌で

恥ずかし気にビーチに立っていると

お風呂場を覗いてしまったような

ちょっとHな感じがしてしまいます。

オーストラリア人にとって裸に半パンは

立派なアウトフィットで普段着

という感覚なんだ〜と新鮮な気持ちでした。

 

初めは、日本の感覚で、日傘を持参し

どこででも日傘を差し、子供達が

海にボディボードを持って行ってしまうと

ビーチで日傘で日よけしながら

子供達を眺めていました。

小さな男の子が日傘の下から

私を覗き込んで「これ何?何してるの?」

と不思議がられて、周りを見渡すと

肌を焼くために来ている白人ばかりで

私のように肌を焼くまいとしている人は

一人もいなかったのでした……。

 

すっかり恥ずかしくなり、日傘は

封印し、日焼け止めを塗りまくり

タオルで顔を隠すようにして

他の人達から浮かないように

ビーチドレスを着て、砂が落ちやすい

ネット状になったバッグを持ち

段々と、地元の人のような出で立ちで

毎日ビーチで 真っ暗になるまで

遊んだのでした。

 

ビーチには、アイスクリームを売るバンや

トウモロコシを茹でて売る

テンガロンハットにウエスタンブーツの

セクシーなお姉さんが毎日売りに

来ていたので、夕方にお腹がすくと

その人から買って食べていました。

茹でたトウモロコシに「バター?

塩胡椒?チリパウダー?」と好みの

味付けにしてくれるのです。

毎日買うのですっかり顔なじみに

なっていましたが、まだ英語が使えず

何か話しかけられても、ニコっとするのが

精一杯のダメ母でした…。

 

ビーチで食べると、「ギャーギャー」

喧嘩しながらたくさんの白いシーガル

(ウミネコ)が集まって来ます。

    

ずうずうしくあつかましく性格のキツイのが

たまにいて、他の子のものを取り上げたり

自分だけもらおうとしたり、段々と

可愛い姿の鳥ですが....ビーチでは

ちょっとした嫌われ者扱いに

なってしまっていました。

ただ、何か落としてもすぐ

掃除してくれるので小さい子供連れには

優しい鳥さんとも言えるのです。

 

子供達は波と遊びだすと、何時間も

(時には5、6時間…)戻ってこないほど

熱中して波と遊んでいました。

ある日、どんどん波乗りが高じて行った

息子に大変な事が起こりました……。