貼り箱工房Forest (有)金森紙器のスタッフブログ -13ページ目

貼り箱工房Forest (有)金森紙器のスタッフブログ

岩手県南で唯一!オリジナル紙箱を1個から!一関の紙器工房です。
マルシェ出店情報やお客様の別注オーダー品を紹介しています!

今回ご紹介する化粧箱の制作依頼は一般ユーザー様の、
『保管していた商品の外装箱の交換』です。

冠婚葬祭を始め様々なシーンで使用される贈答品や記念品、返礼品など,そのまま使用せずに箪笥や戸棚などに保管されている場合も多くありますね。
このお品を入れている外装箱(貼箱や鋲止箱など)の中には、長期保管での経年劣化が見られることが多いです。
多くは箱の反りや色あせ(退色)、保管状況によってはカビなどの発生もあります。
紙製品はやはり「生き物」です。諸条件での劣化はある程度仕方ありません。
今回の持ち込み依頼も長期保管のため外装貼箱に色あせや紙の反りが見られます。

創る側とすれば『ここまで良く頑張って商品を守ってきたなぁ』という労い感があります。
お客様のご依頼で新しい箱にバトンタッチです。
メーカー様ご使用の化粧紙はマナーとして使用できませんので、弊社手持ちの化粧紙を使用します。
今回は薄めの茶色系の化粧紙を使用して製作しました。
お役御免となった化粧箱は弊社提携の資源回収業者を通じて地元製紙工場に運ばれ再生紙として生まれ変わります。

【簡易箱工場】
今回は「工房Forest」ではなく、金森紙器としてのお客様のオーダーをいただきました。
「このポスターを発送したいので箱を1個製作してほしい」とのこと。
発送用の箱と言うことで段ボールのシンプルな蓋・身のC式箱の製作にしました。
C式にすることで箱の両サイドが二重になり、潰れにくくなります。
大会告知のポスターでしたので先方へのお届けも早いほうが良いだろうと思い、3連休前ということで、オーダーの翌日の昨日金曜日にお渡しいたしました。
ありがとうございました!

8月5日(土)~6日(日)に一関市の高良商店様店内で開催しました「85・ハコ・はこ・箱」展には本当に多くの方にご来場頂きありがとうございました。
「箱」を通しての新しい発見や可能性、多くの方との出会いがありました。
また、終了後も各作家様の展示販売しました作品のお問い合わせもいただき感謝!感謝です!
今後、Forest 店頭もしくは高良商店様店頭でも一部販売も予定しております。
また、初日の模様は岩手日日様にも取材いただきましたので掲載部分をご紹介させていただきます。
今後も第2回、3回と開催できるよう頑張って参ります!
ありがとうございました!