昨日はドイツで国際博物館の日でした。

日本では前日の土曜日だったみたい。


ドイツ全国(というか世界中だと思うけど^_^;)

博物館が入場無料になったり特別ガイドがあったりするのです。


夫は週末出掛ける用事があったので、私はこの週末おひとり様!(*゚∀゚*)


ドイチュラントチケットという普通列車全国乗り放題の切符も(通勤のために)持っているので


ちょっと遠出でもしてみるか?


と、思い立って出掛けたのはバンベルク


旧市街地が世界遺産に登録されています。

特に大聖堂広場は11世紀から18世紀の建造物が一堂に並び、それが見事に調和した、歴史、文化、景色、どれを取っても素晴らしい街なんです。


降誕祭で月曜も休み、学校は2週間休みとあって、電車は出掛ける人で混んでいました。


アビトュアも終わったので、卒業式までの間でしょうか、友達と連れ立って旅行に行く若者グループがいっぱい!


朝8時台だというのにビール飲んで騒いでるグループも。まぁ、楽しそうなのでこれもご愛嬌です。


バンベルクは何度も行った事があるのですが、今回はまだ入ったことのなかった


歴史博物館

大聖堂の宝物殿

新宮殿


を見てきました。


駅に着いて、旧市街までてくてく歩きます!

みんなの後をついて行って多分一番近道で大聖堂広場まで無事到着出来ました。^_^v


歴史博物館は、個人や教会所有だった物が寄贈された庶民っぽい(失礼^_^;)コレクションでした。

絵も有名な絵のコピーが多かった。



次に新宮殿へ。↓

ヴュルツブルクのレジデンツを作ったフリードリッヒ・カール・フォン・シェーンボーンもここを所有していたんですって。


修復は加えているものの、ほぼオリジナルの残る建物。(バンベルクは大きな戦火に遭わなかったそうです。)写真右上の赤い壁紙の部屋の床は当時の物、300年経っています!


絵画のコレクションも見応えがあり、オランダ絵画中心のバロックギャラリーとゴシック、ルネッサンス時代のドイツ人画家(Cranachなど)のギャラリーがあります。


これをじっくり見ているだけでも何時間も過ぎてしまう、さぁ先を急ごう、と思った所で外は一転大嵐に!Σ(゚д゚lll)


雷ピカピカゴロゴロで、どうしよう(−_−;)

と思ったのですが、30分くらいで収まりました。

良かった、新宮殿の中にいて。(*´∀`*)


でも、ここで思わぬ事が。


トイレに入って鏡を見たら


つけてきたはずのペンダントがない!

:(;゙゚'ω゚'):


( ̄◇ ̄;)ガーン


チェーンがつけ難かったのは覚えているのですが、多分きちんとはまっていなくて、落ちてしまったのでしょう…

服をバタバタしてみても出て来ず。


ここで気落ちして、楽しい博物館巡りを台無しにしても仕方がないので、もしかしたらどこかに落ちているのを誰かが見つけて届けてくれて、戻るかもしれない。


または、家にあるかもしれない。


と思うことにして、大聖堂へ。


ここでは時間が合ったのでガイドさんの説明に参加出来ました。やはり、説明を聞くと何十倍も面白い!(*゚∀゚*)



バンベルクが有名なのは、聖人にもなったローマ皇帝夫妻、ハインリッヒ2世がここに祀られているからなのです。


大聖堂はハインリッヒ2世が1002年に建立、10年で完成させてしまったとか。(もちろんその後どんどん変更、拡張されています。)


皇后クニグンデには、

皇帝不在中不貞を犯したという嫌疑がかけられ、真っ赤に熱した鉄の鍬の上を裸足で歩かされたのですが、やけどもせず歩いて渡ってみせ、疑いを晴らした、(写真右上 リーメンシュナイダー作のレリーフ)

という逸話があります。なので彼女のアトリビュートは鍬なんだそうです。


写真左上は皇帝夫妻の聖遺物、しゃれこうべです!クリプト(納骨堂とでもいうのでしょうか?教会の地下にあるお墓です。)にひっそり祀られていて、皇帝夫妻のそれぞれの命日だけ、正面に展示されるそうです。


写真左下はハインリッヒ2世の皇帝のマント。純金の糸で神様や星座や言葉が刺繍してあります。当時(1020年)、ビザンチンからの攻撃に苦しむ南イタリアの領主が援軍のお願いに、(教皇ベネディクト8世に会う時に羽織るよう)ハインリッヒに献呈した物。


写真右下は、バンベルクの騎士として有名な大聖堂内の像。誰を、何を意味するかは謎だそうですが、ハインリッヒ2世の義兄?のハンガリー王ではないかとの説が有力だそうです。バンベルクの騎士は石櫃の左上に設置されているのですが、ここから二人を見守って、中世の騎士の挨拶して(首に下げた十字架を引っ張って)います。


というわけで情報いっぱい、今まで雰囲気で通り過ぎていた観光を今回はちょっと真面目に見てきました。


バンベルク、おすすめです!


新宮殿のバラ園も外せません。ここから赤い屋根の連なる街並みを見渡すのが、バンベルク観光の一番の目玉だと私は個人的に思っています。バラが咲き始める5月下旬から9月くらいまでがお勧めです。


地ビールもあっちこっちにあって、ビール好きにはたまりませんよ。(^o^)


さて、

家に帰って、良い子でお留守番してくれたシャオちゃんをう〜んと可愛がり(*^^*)


キッチンに入ったら、何かがキラリと光りました!


チェーンだったんです!!!


そっか〜もう家出る前にチェーン外れてたんだ。

^_^;


でもペンダントが見当たりません。

身体にくっついたまま外に出て、どこかで落ちてしまったのか?

まさかシャオちゃんが食べてしまったなんて事は…((((;゚Д゚)))))))


小さいダイヤの並んだ十字架の形の18Kの小さなペンダント。


今度シャオちゃんレントゲン撮ってみようかな…

シャオちゃんが食べてしまったくらいなら、失くした方が良い。(ToT) 


チェーンだけでも見つかって良かったです。


と、ここまで書いて、、、


リビングの机の下でキラリと光る物発見!


見つかりました!!!

なーんだ、結局家にあったんだ、良かった〜

(ToT)


昨夜は見つかりませんでした。シャオちゃんもウロウロしていたのに、これを見つけて遊んだり食べたりしなくて良かった〜


失せ物出づ


お騒がせしました。(・・;)

皇帝夫妻の聖遺物にお祈りしたおかげかもしれません?!(ホントは失せ物をして出て来るようお祈りするのは聖アントニウスです。^_^;)


最後まで読んで頂き、ありがとうございました♪