週末、朝早くからよくTVで子供向けの番組を放送しています。


KIKAという子供専用の放送局があって、週末はその番組がARDやZDFでも放映されているようです。


今朝早起きしたのでTVをつけるとPur+


という番組を放映していました。


パーソナリティのエリックは息子がまだ小さい頃からこの番組に出ているので、私にはとっても馴染みのある人。結構身体を張ったいろんな事して、いろんな人に会って、いろんな所に行って(日本にも!)、この仕事楽しいだろうなー(*゚∀゚*)って羨ましい!


でも、今日の番組内容を見てビックリ。


離婚した両親とどう付き合っていくか


がテーマだったんです!(*_*)


両親の離婚は子供にとって辛い経験ですが、それをタブー視せず、子供はどうやって向き合っていくか、両親が喧嘩を始めたら子供としてどういう態度を取ればいいか、をアドバイスしていました。


アドバイスのうちのいくつかを紹介しますね。


両親が離婚したら二つの世界があると思え、それぞれの親の、二つの別のルールに沿わなくてはいけない


両親が喧嘩を始めたら、どちらの味方になる、どちらが正しいではなく、当人同士に任せ、口を挟まない


ドイツでは両親が離婚しても、子供達が行き来するのは当たり前で、たとえば普段は母親の所に住んでいて、2週間毎の週末は父親と過ごす、なんていうのをよく聞きます。(レジデンツモデルと言って9割はこのパターンだそうです。)


離婚する時の条件になっているんでしょうね。


息子の友達でも両親の離婚率が高いです。息子が14、5才の頃、相次いで仲良しの友達二人の両親が離婚し、私達も彼らの両親とも親しくさせてもらっていたので、こちらがドギマギしたものです。子供達本人はあっけらかんとしているように見えたけれど… 私達も何事もなかったように普通に接していました。それで良かったと思います。


ある友達は、当時5年生の頃、週日はパパ、時々おばあちゃんち、週末はママの所、と行き来して、教科書やノートがどこにあるか分からなくなってよく宿題忘れる、なんて話を息子から聞いて、こちらが切なくなったものですが、その彼は早くから自主性が身に付いて、13、4歳の頃はすっかり落ち着いてみんなのまとめ役でした。


親はなくとも子は育つ!


じゃないですけど、親は親の人生、子は子の人生を歩むもの、本来備わっているその子の力を信じていれば良い!という事なんですかね。(o^^o)


息子のその二人の友達だけじゃなく、前住んでいたアパートのお隣さんで息子の一つ年下の男の子の所も離婚、幼稚園の時の友達の三人兄弟の所も離婚、ギムナジウムでアンサンブルを一緒にやってた男の子の所も離婚。


ホントにザッと見渡して、この18年で両親が離婚した友達がなんと多いことかΣ(゚д゚lll)身近にそういう例がこんなにあるくらいですから、やっぱり子供番組のテーマにするほどドイツでは離婚が多いんですね。


PUR+でも言っていたんですが、

両親が喧嘩するのが子供にとって一番嫌な事だから、離婚で喧嘩が無くなって、親のストレスが減ったのを見る方が子供は嬉しいんですって。


子供は親に幸せでいて欲しいんです。


もし親に新しいパートナーが出来たら?

というのはまた別問題ですが、それについてもある子は


ママが幸せになるなら賛成するけど、まず僕がその人を見てどんな人か判断したい。


と言っていました。12歳の男の子ですよ!成熟した考え方で感心しちゃう!


この番組、子供より親が見た方がいいかもですね。^_^; 


両親の離婚で兄弟愛が深まり、助け合い、運動でストレス発散する、番組ではそんな子供達の姿も写していました。


ドイツ社会では離婚しても子供が双方の親を行き来するのが普通だから、こういう家族の在り方が可能なのでしょう。


例えば子供の誕生会や何かの式(コミュニオーン、ダンスパーティー、卒業式など)には、離婚後も新しいパートナーを連れてみんなで集まったりして、みんなとってもおおらかだなって思います。


でもそこに渦巻く気持ちは様々、本当は複雑な心境の人もいるのでしょうけど。


日本ではどうなんでしょう?そこまでおおらかになれますか?離婚🟰離縁、縁を切る、一切関係を断つ、みたいな感じがします。


いつも日本贔屓の私だけど、この点はドイツ方式の方が良いかな〜^_^v 広い意味で、社会全体で子供を育てるつもりで、パパだろうがパパカノだろうがおばあちゃんだろうがおじさんだろうが、みんなで子供の成長を見守ってあげて、子供本来の力で育つ、そんな社会っていいな。

人類皆兄弟!(昭和フレーズ(*≧∀≦*))


最後まで読んで頂き、ありがとうございました♪