夫が定年してから健康保険は任意加入です。


ドイツの健康保険は

Gesetzlich(法定)とPrivat(個人)があって、

両方とも民間の健康保険会社が運営しています。


当然Privatの方が高いのですが、お医者さん(や理学療法士)の方もPrivatの患者さんの方が同じ治療でも点数が高い(高い治療費をもらえる)ので


Privatの保険に加入している人なら即日予約が取れても、Gesetzlichの人は3ヶ月後、なんてことはしょっちゅう(-。-; 


私の街の金儲け主義の目医者さんなんて、Privatの患者さんと待合室まで違って、そっちはどーんと大きな花瓶に生花を生けてホテルのロビーのごとく広々しているのに、一般(Gesetzlich)の方は折りたたみ椅子にギッチギチに座らされてるんですよ!o(`ω´ )o


と、興奮して前置きが長くなりましたが^_^;


定年した人は条件をクリアしていれば法定健康保険に強制加入となり、安い保険料で済みますが、夫の場合その条件にはあと3年足りなかった( ; ; )ので、Gesetzlich(法定、一般)健康保険に任意加入しています。


任意加入というと、普通会社員だったら負担してくれている健康保険料を自腹で払わなければいけないので、結局倍払うことになるんです。Σ(゚д゚lll)


あー会社員はよかった…(TT)


細かい違いはあります。

例えば国からの年金は国から半分保険料負担があり、海外からの年金は割合が半分、など。


健康保険料の割合は、所得グロスに対して


健康保険が14.6%

介護保険が3.05% (今年の夏からアップ!)

加入している健康保険会社のサービス料1.5%

合計 20.15%


所得の2割が健康保険料なんですよ!Σ(゚д゚lll)

高くないですか!?


その代わり、治療を受けても健康保険適用内ならば治療を受けた時の自己負担はなく、ほぼ無料です。


健康診断を受ける時も、この検査は保険適用外ですが、どうしますか?と事細かに選択出来ます。(いちいち実費になりますが。)


入院費も手術費も無料。

もちろん、個室だの偉い先生に執刀してもらうだのの時は別途費用が掛かります。


そういう時にものを言うのが

Privatの保険!


病室は個室で、Chefarzt(准教授くらいでしょうか?)に執刀してもらった〜なんていう人は大抵Privatの保険に入っている人です。


理学療法士などにはPrivatの人しか受け付けない所も多いのですが、それはタカビーな訳ではなく、Gesetzlich(法定、一般)の患者さんを受け入れるには更に条件をクリアしないといけないらしく(例えば訪問専門ではなく診療所を構えていなければいけない、とか)


いろいろ複雑ですね。(~_~;)


長くなったので次回…