今の2分の1を生きた頃、私の話を聞いていた中国の女性の方が言った。
「景子は、なぜ、こぼれたミルクで泣いているの?」
「それは、泣いても仕方がないこと」
「こぼれてしまったミルクで泣いてはいけない」
「反省をして気持ちを切り替えるだけでいい」
私は、その時々起こる出来事に対して、こぼれたミルクなのかを考えるようになった。
私は、頑張ることに意義があると思って生きてきたので、少しの失敗を大きな失敗として受け取ってしまうところがあった。
以前は、何日も引きずり過ごしていたが、随分と切り替えが早くなっった。
周りの目を気にすることなく、自分の心と素直に正直に向きあおうとしている。
しかし、最近こんなことがあった。
思うようにいかないことに対して、『まぁ、いいか』と流していると、
夫から「一生懸命に考えているのに、『まぁ、いいか』と流されるとこちらのやる気がしなくなるよ」とのこと。
そうか、あれから、何十年経った今、ポジティブになりすぎているのかもしれないとまたまた、反省した。
これからは、程よい加減でメリハリをつけていかなければならない。