私のお世話になっている先生(何の先生かはさておき)は、夜の時間も忙しいのだそうだ。

 

とても暑い日、「あまり人には話さないんだけど」と前置きをして奇妙な話を聞かせてもらった。

 

内容はこうだ。

 

私には、見えないものが見えてしまうことがある。昼に聞いた人の話の向こう側の人と夜調整を図り人を助けなければならない。

 

最近は、その煩わしさから逃れようと昼の話をできるだけ聞かないように人との交流を減らしてきた。

 

そのため、夜の時間はずいぶん楽になった。

 

今まで、夜一人でそのやりとりをしていると怖くて眠れないことも多く毎日がとても辛かった。

今でも、体調を維持するだけで精一杯だけれど、それも自分の役割だと思っていた。

 

これからは、もう、それらの煩わしさから逃れてもいいかと割り切ることにした。

 

しかし、関係のない夜の訪問者の世話をしていることもある。

 

先日は、面倒臭くなって「あっちに、いきなさい」と追い払うと、すっと移動して収まっていったとか。

 

そんな、話をお聞きし、一気に汗が冷たくなった。

 

これから、実家に帰るけれども、しっかりと手を合わせてきたい。