こんにちは。小野敬子です。
歌う時、スピーチする時、発声モードを整理するとうまくいきます。
これらが、ごっちゃになってしまうと、混乱のもと。
ブルースやロックを歌うときに、なんだかきまらない。
スピーチの時に、もごもごしてしまう。
といった悩みが解決しますよ。
レッスンでも、この発声モードの説明をすると、みなさんすんなり身体が反応してくれるようです。
発声モードは次の3つ。
・ソングモード
・レシテーションモード
・スピーチモード
レシテーションモードというのは、聞きなれないかなと思います。
オペラで、アリアの前に語り歌いするセリフをレチタティーヴォと言います。ミュージカルにもありますよね。
レシテーションモードは、この語りと歌の間の発声のこと。
スピーチ、レシテーション、ソングと、だんだん話し発声から歌へ変化していきます。
違いは、息と言葉の長さです。
アメイジンググレイスでみてみましょう。
スピーチモードでは、アメイジンググレイスですね。
レシテーションモードでは、アメーイジンググレーイスとなります。
アクセントを強調して、スピーチモードの時より、息をたくさん使いますね。
さらに、ソングモードの時は、アーーーメエーイ ズィーーーんグレエーーーイスとなります。
メロディに合わせて、長く息を使います。横隔膜を下に保って、均等に息を吐き続けます。
話す時には緊張しないのに、歌う時はなぜか声が出なくなってしまう。
そんな時は、一度スピーチモードからソングモードへの息の使い方を練習してみましょう。
バッチリ上手くいくはずです。
ロックや、ブルースを歌う時、ソングモードになりすぎないようにすると、良いです。
ジャズボーカルのヴァース部分も、上手くレシテーションモードを使えると素敵ですね。コーラス部分のソングモードとのメリハリをつけることが大切。
歌う曲に合った発声モードの練習をしてみましょうね。
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