⚫︎ 声がひっくり返る理由

こんにちは。小野敬子です。

声がひっくり返ってしまうのが悩みなんですとおっしゃる方がとても多いです。

あなたはどうでしょうか。

声がひっくり返ってしまうのがまるですごく悪いことのように思われているようです。

確かに気持ちの良い現象ではないのですが、声帯さんの防衛としては当然の反応なんです。

なぜ声がひっくり返るのかを理解して、前向きにトレーニングしていくことが大事です。

声は、声帯で作られることはもう知っていますよね。

声帯の張り方には、収縮と伸長の2種類があります。

あなたは、声を出す時に「今、声帯を収縮させているぞ。」とか「この声は声帯を引き伸ばした声だ」なんていう感覚はあるでしょうか。

普通はないですよね。

でも、声楽家やボイストレーナー、歌手はこの感覚があるんですよ。

声帯の張りに注意を向けていない場合や収縮しすぎている場合は、いわゆる地声と言われる声が出ます。

逆に、声帯が引き伸ばされた時の声は裏声と呼ばれます。

適切な呼吸、発音がされ、歌う身体が鍛えられていると、この声帯の収縮と伸長が両立できます。

でも、歌う身体が鍛えられていないまま高い声を出そうとしたり、無理な発声をしようとすると、収縮・伸長の一方の働きしかできなくなってしまいます。

声がひっくり返る時は、この収縮と伸長のバランスが崩れてしまった時なんです。

声帯が収縮されたまま、高い声や強い声を無理に出そうとすると、声帯は自分を守るために収縮をゆるめて息を流そうとするので、声がひっくり返ります。

なので、声帯はごくごく自然で優秀な反応をしているんですよ。

まずは、身体の余分な力を抜くこと。

そして、声帯の収縮と伸長が適切に両立できるようトレーニングしていくことが大切です。

これは、発声練習だけで行うより、感情を伴う歌詞のついた曲で練習していくととても効果がありますよ。

私たちの声は、あくまでも感情を表すものだからなんですね。

感情と声帯は連動しているんですよ。

悲しくて、または嬉しくて泣く時、私たちは発声なんて気にしませんよね。

笑う時も同じように「声がちゃんと出るかな」なんて心配しながら笑ったりしませんよね。

歌の中で、感情と声帯が連動していくと、相手にじんわり伝わる歌になります。

これが歌の醍醐味ではないかなと思います^^

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