光る君へ、といえば
道長の嫡妻倫子(黒木華さん)が
飼っている猫のこまろちゃんが
とっても可愛いですよね。 

こまろちゃんの登場シーンは、
大の猫好きの私としては
とても癒しの時間です。 





事実、大河の描写の通り、平安貴族は猫を大変愛でたそうです。 

 ワンコも勿論可愛いのですが、
猫ちゃんにしかない
自由奔放さ、可愛さがあるんですよね。

 猫好きは倫子さまだけに
留まらず、彼女の祖父である
宇多天皇もまた、大の猫好きであり、元祖猫ブログを書いた人として有名です。 



 宇多天皇はその日記に猫との
「対話」の様子まで書いています。

 【以下引用】 

 「お前(黒猫)は陰陽の気を宿し、四肢七穴を備えた(心も体もある)ものなのだから、私の心がわかるだろう、と聞いたところ、猫はため息をつき、私の顔を見上げて 咽のど を鳴らし、

何か言いたそうだったが、言葉は出てこなかった」と、猫との“対話”まで記している。


 

 ものすごい褒めようですが、
気持ちはとても分かります。
ワンコちゃんには
構ってくれる優しさがありますが 、猫はほっとかれてるようで 、実は見守ってくれている優しさがあります。(猫自体が寂しがり)



 猫ちゃんに話しかけていると、よく
目を閉じる仕草をすることがありますが、
大丈夫だよ、
聴いているよと言ってくれているようで、とても癒されるんですよね。



 愛子内親王殿下は、飼っていた猫ちゃんにニンゲンと名付けたそうですが、遮ったり自分語りするニンゲンより、よっぽど素敵な
話し相手だと思います。

確か、学習院高等科卒業の折りには

「平安文学に見る猫や犬、人との関わり」についてのレポートを書かれたという。✨




光る君への重要人物、

 一条天皇(塩野瑛久さん、定子と彰子が妻)も

また、大変な愛猫家だったそうで、猫に名前をつけた記録が彼の代ではじめて
なされており、

猫のために儀式まで取り行ったそうです。



 この静かな佇まいと安心感は、
常に持て囃されながら
世のため気を抜く訳にはいかない重責の最中にある一条天皇の御心を深く癒したことでしょう。 



 一条天皇は愛する妻
定子を24歳の若さで亡くしました。



まさにこの曲のような心境であったのではないかと思います。



 猫(あいみょん作、北村匠海歌) 



 夕焼けが燃えてこの街ごと 

飲み込んでしまいそうな今日に 

僕は君を手放してしまった
明日が不安だ 



とても嫌だ
だからこの僕も一緒に 

飲み込んでしまえよ夕焼け 

 だけども、そうはいかないよな 

明日ってウザいほど来るよな 

眠たい夜になんだか笑っちゃう

 


家まで帰ろう

1人で帰ろう 

昨日のことなど幻だと思おう

 君の顔なんて忘れてやるさ
馬鹿  

馬鹿しいだろ、そうだろ



 君がいなくなった日々も

 このどうしようもない気だるさも 

心と体が喧嘩して 

頼りない僕は寝転んで 

猫になったんだよな君は 

いつかフラッと現れてくれ 

 何気ない毎日を君色に


染めておくれよ



 夕焼けが燃えてこの街ごと

 飲み込んでしまいそうな今日に

 僕は君を手放してしまった

 若すぎる僕らはまた1から 

出会うことは可能なのかな 

願うだけ無駄ならもうダメだ 



 家までつくのが 

こんなにも嫌だ 

歩くスピードは

君が隣にいる時のまんま 

想い出巡らせ 

がんじがらめのため息ばっか 

馬鹿にしろよ、笑えよ



 君がいなくなった日々は 

面白いくらいにつまらない 

全力で忘れようとするけど

 全身で君を求めてる 

猫になったんだよな君は

 いつかまたあの声を聞かせてよ

 矛盾ばっかで無茶苦茶な僕を
慰めてほしい



 君がいなくなった日々も

 このどうしようもない気だるさも 

心と体が喧嘩して

 頼りない僕は寝転んで 

猫になったんだよな君は

 いつかフラッと現れてくれ 

 何気ない毎日を君色に染めておくれよ

 


君がもし捨て猫だったら 

この腕の中で抱きしめるよ 

ケガしてるならその傷拭うし

 精一杯の温もりをあげる 

会いたいんだ忘れられない 

猫になってでも現れてほしい 

いつか君がフラッと現れて


僕はまた、幸せで







煙とも雲ともならない我が身ですが、草の葉の露を我が身と思って下さい」定子

 


「露のようにはかない身のかりそめに宿にあなたを残して出家してしまう事は悲しい」一条天皇