べテラン助産師の本村啓子です

 

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今回は桶谷式における食事改善について書きます。

 

  桶谷式における食事改善

 

 

 

桶谷式は、赤ちゃんの健康と母乳育児をサポートするための方法の一つで、

食事改善も提唱しています。

 

この方法では、刺激物(カフェイン、アルコール)、

加工食品、糖質の高い食品の摂取を控えることが推奨されることなどがあります。

 

しかし、桶谷式における食事改善も参考にしつつ、

栄養バランスを保つことが重要です。

 

母乳育児中の食事は、母親の体質や健康状態、

文化的背景によって最適な方法が異なりますが

健康に生活するうえではとても参考になる考え方です。

 

重要なのは、母親自身が健康であることです。

 

  「まごわやさしい」

 

以下のことが主に言われていますので

参考にしてみましょう。

  1. 和食中心 ”まごわ(は)やさしい”
  2. 白米は好きなだけ
  3. 脂質を抑える
  4. 調味料は控えめに

「まごわやさしい」という言葉は、日本の伝統的な食生活を象徴する言葉であり

健康に良い食事のあり方を示しています。

 

 

ま(豆)

「まめ」は大豆や豆腐などを指し、たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが豊富です。大豆製品は、血糖値の上昇を緩やかにし、心臓病やがんなどの予防に役立つとされています。

 

 

ご(ゴマ)

 

 

「ごま」は、カルシウムや鉄分、マグネシウム、ビタミンEなどが豊富な健康的な油であり、風味付けや栄養強化に使用されます。特にごま油は、良質な脂質を摂取するのに役立ちます。

 

 

わ(わかめ)

 

 

「わかめ」は海藻の一種であり、ミネラルや食物繊維、ビタミン類が豊富です。

 

特にヨウ素やカルシウム、マグネシウムなどが含まれ、甲状腺機能や骨の健康に良い影響を与えます。

 

 

や(野菜)

 

 

「野菜」は、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富であり、バランスの取れた食事に欠かせません。

特に緑黄色野菜にはβカロテンやビタミンCが豊富で、免疫力を向上させる効果があります。

 

 

さ(魚)

 

「魚」には、不飽和脂肪酸であるEPAやDHAが豊富に含まれており、

心臓病の予防や脳の発達に良い影響を与えます。また、良質なたんぱく質やミネラルも含まれています。

 

 

し(シイタケ)

 

「しいたけ」には、ビタミンDやビタミンB群、食物繊維、アミノ酸が豊富に含まれています。

特にビタミンDは、

カルシウムの吸収を促進し、骨の健康に役立ちます。

 

 

い(イモ)

 

「イモ」は、芋類や根菜類を指し、炭水化物や食物繊維、ビタミンCやカリウムなどが豊富です。特に芋類にはβカロテンや食物繊維が豊富であり、消化器官の働きを促進し、便秘の改善に役立ちます。

 

これらの食材をバランスよく摂取することで、健康的な食生活を送ることができます。

 

 

  食べ方

 

産後は「食事の白米は好きなだけ」で、日本の産後ケア方法の一つであり、

母体の回復と授乳期の栄養補給を重視した食事法です。

 

 

食事の基本

 

桶谷式では、食事の基本は白米です。白米は消化が良く、栄養価が高いため、

体を温め、エネルギーを補給し、母乳の分泌を促進します。

 

適切な食事を通じて健康な産後生活をサポートします。

 

好きなだけ食べる

 

「好きなだけ」という表現は、適度な範囲で自然な食欲に従って白米を食べることを意味します。

食べ過ぎや食べなさ過ぎを気にせず、体が必要とする量を摂取することが重要です。

 

 

栄養バランス

 

白米だけでなく、おかずや汁物、野菜、果物などもバランスよく摂ることが大切です。

タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素を多様な食材から摂取し、体の健康をサポートします

 

 

消化に配慮

 

消化が良い白米は、産後の体力が回復しつつ、消化器官に負担をかけません。

このため、白米は多くの日本人にとって身近な食事であり、

産後の体調が不安定な時期でも食べやすい食材として選ばれます。

 

 

健康な脂質の摂取

 

といわれますが

産後は「脂質を抑える」といわれますが、産後の体調管理や体重管理のために

食事における脂質摂取量を注意深く調整することを指します。

 

脂質を極端に制限するのではなく、健康な脂質の摂取を重視します。

例えば、オメガ3脂肪酸を豊富に含む魚やナッツ、アボカドなどの食品を適度に摂取します。

 

特に飽和脂肪やトランス脂肪酸などの不健康な脂質の摂取を制限することが重要です。

 

脂質を抑えるためには、食材の選択が重要です。

 

低脂肪の肉や乳製品、油で揚げ物や加工食品などを避け、代わりに蒸し焼きや茹で、

焼き物などの調理法を選びます。また、野菜や果物、穀物などを積極的に摂取し、食事のバランスを保ちます。

 

 

脂質摂取のバランス

 脂質を抑えることは重要ですが、必要な栄養素であることも忘れてはいけません。

 

桶谷式では、食事全体のバランスを考えながら、脂質を適切な量で摂取するよう心がけます。

特に授乳期の女性は、エネルギーと栄養素が豊富な食事が必要なため、バランスを保つことが重要です。

 

母乳は血液からできていますので

油分の多い食事は避けたいものです。

 

 

個々の体調や状況に合わせる

 

 

 個々の体調や状況に合わせて脂質摂取量を調整します。

例えば、体重管理が課題である場合や特定の健康上の問題がある場合は、より厳密に脂質を制限することもあります。

 

産後の「調味料は控えめに」といわれますが、産後の健康管理や食事の質を向上させるために、

調味料の使用量を節制することを指します。

 

 

塩分の制限

 

調味料の主な成分の一つである塩分は、過剰摂取がむくみや高血圧や体調不良の原因となる可能性があります。

塩分摂取量を適切に管理するために、調理や食事の際に使用する塩の量を控えめにします。

 

これによって、健康を維持しながら血圧や水分バランスをコントロールします。

 

 

野菜やハーブの活用

 

 

 

調味料としての塩や砂糖、油脂などの使用を控える代わりに、

新鮮な野菜やハーブを活用することで料理に豊かな味わいをもたらすことができます。

 

例えば、タマネギやニンニク、ショウガ、パセリ、バジルなどのハーブやスパイスを使用して

料理に深みや風味を与えます。

 

 

調味料のバランス

 

できる限り添加物や人工調味料を含む調味料の使用を避けることが推奨されます。

 

これらの成分は健康に悪影響を及ぼす可能性があり、産後の体調管理にも影響を与えることがあります。

自然な味わいや素材の風味を大切にし、できるだけ自然な調理法を採用します。

 

適度な量の調味料を使用して料理を調理し、

食事全体のバランスを保つことで、栄養バランスを維持しつつ食事の味を楽しむことができます

 

 

   おわり

桶谷式だからというよりは昔からの食事が体にはいいですね。

 

ですがこれだけではなくバランスが大事なので

肉や、和菓子なども取り入れていきましょう。

 

食べてはだめというよりも、バランスを考えて

量を気にしつつ食べましょう。

 

忙しい時は、全部味噌汁に入れて、食べてみるのもいいですね

^^

 

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