ベテラン助産師の本村啓子です

 

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産後の様々な痛みや不快感は個人や状況によって異なりますが、

一般的には以下のような期間がかかることがあります。

 

 

 

会陰切開の痛み

 

会陰切開の場合、痛みのピークは3日目に落ち着くことが多いです。

 

ただし、個人差や切開の状態によって異なる場合があります。

傷が完全に治るには1か月くらいかかると思ってもらうといいでしょう。

 

ナプキンを3時間おきに交換したり、ビデで感染予防のために

(いたくないように)洗ったりと、清潔に保ちましょう。

 

 

乳房の痛み

 

乳房の痛みや違和感は、産後1~2日目で現れます。

 

これは乳腺が母乳の分泌に備えて膨張するためです。

通常、母乳の分泌が安定すると痛みも和らぎます。

 

授乳姿勢や乳首のケア、適切なブラジャーの着用などが痛みを和らげるのに役立ちます。

 

 

 

 

https://item.rakuten.co.jp/falco-japan/m-br-001/

 

恥骨結合の痛み

 

 

 

出産時にホルモンの影響で恥骨結合が広がることがあり、

恥骨周辺に痛みや不快感が生じることがあります。

これは通常、数週間から数か月かかることがあります。

 

また骨盤も広がるため、骨盤周囲の痛みや不快感が生じることがあります。

これは通常、数週間から数か月かかることがあります。

 

適切な姿勢や産後体操、コルセットや、ガードル、物理療法などが痛みの軽減に役立ちます。

 

https://item.rakuten.co.jp/falco-japan/m-girdle-01/

 

 

子宮収縮に伴う痛み

 

出産後、子宮は収縮して元の大きさに戻る過程で痛みを伴います。

 

特に授乳時や排尿時に子宮が収縮すると痛みを感じることがあります.

これは数日から2週間で改善されます。

 

悪露は最初は赤いのですが、数日もすると褐色になり

1週間もすれば黄白色に変わります。

1週間でお腹の上から触ることはできなくなります。

 

 

 

 

腰痛

 

 

妊娠中の姿勢やホルモンの変化や出産時の負荷により、

腰に痛みや不快感が生じることがあります。

 

これは特に妊娠後期や出産直後に現れることが多く、

適切な姿勢や腰のケア、産後体操などが症状の緩和に役立ちます。

 

 

 

肩こり

 

 

 

出産後、授乳や赤ちゃんの世話などで姿勢が変わることで、肩や首に痛みやこりが生じることがあります

適切な姿勢やストレッチ、マッサージなどが症状の改善に役立ちます。

 

 

帝王切開の痛み

 

帝王切開の場合、手術後数日から数週間は痛みが強く、

特に動くことや体を使うことが困難な場合があります。

無理せず痛み止めを使いましょう(過多な痛み止めは子宮収縮を妨げたりします)

 

時間の経過と共に痛みは徐々に軽減し、通常1週間から1カ月程度で完全に落ち着きます。

手術後1日たつと、血栓予防と回復予防のために

歩行訓練が開始されます。

 

手術後早いうちから、深呼吸と、産後体操を始めます。

 

 

 

 

これらの痛みや不快感は、産後の身体の変化によって生じるものであり

適切なケアや対処法を行うことで徐々に緩和されてゆきます。

 

2カ月を目安に身体をもとに戻す意識で徐々に

身体を普段の生活にもどしていきましょう。

 

 

インスタライブ

 

第1回目

「ゆるーく安産になる方法!」終了しました。

mamano_mikata_monna

インスタにアーカイブ残っています。

 

3000人の出産の介助経験を持つ

ベテラン助産師がインスタライブで、ママの質問に答えます

昨日もゲリラライブ行いました(保存なし)

ご参加ありがとうございました。
 

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