★コンサルティング・講座、★絵本ワークショップ、★トリニティ数秘術カウンセリングなどを
行なっています。
山種美術館の
「東山魁夷と日本の夏」展。
(7月20日(土)〜9月23日(月))
夏がテーマだけに
日本の緑と青に包まれる時間でした。
素敵な絵がいっぱいで
めっちゃ涼しい気持ちになり
(エアコン効いていますし!)
行く前の頭痛も吹き飛びました!
絵って、画家の世界に対する愛情を
表現していて
絵をみることで
その愛情によって切り取られた
世界に包まれるのが
本当に幸せだと思います。
すごく楽しかった!
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目玉は東山魁夷の「満ち来る潮」。
皇居新宮殿の魁夷の作品と同趣の作品を
山﨑種二さんが東山魁夷に依頼して
実現した作品だそうです。
皇居の作品は静かな海を描いているのに対し
潮が満ちる様を描いています。
ダイナミックな潮の動きと
海の青や緑と金とプラチナの
箔や砂子の美しさに
目が奪われます。
そして
わたしが何より(よいなぁ!!)と
思ったのは
地球だか、宇宙だかに
包み込まれているような感覚になるところ!
以前、唐招提寺の
魁夷の障壁画をみたときにも
これを感じました。
海面しか描いていないのに
その青と緑から海底、空までも
煌めく金とプラチナから太陽と月までも
つながって感じます。
ほんと素晴らしい。
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所蔵の魁夷の作品は全点出品されていて
京都の四季を描いた「京洛四季」も
ありました(これ、山種の所蔵だったんですね)。
その中の「年暮る」は
風景しか描かれていないのに
たくさんの人の心の底が描かれているような
静けさと深さ。
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東山魁夷以外の画家の
夏をテーマにした作品も30点弱
展示されていて、これもとてもよかった。
川崎小虎
「初夏」
魁夷の義父だそうです。
(静かに澄んだ目でものを見、
愛情をもって表現した)
という魁夷のことばどおり
簡素な絵なのに
優しい物語を感じるような
絵でした。
川端龍子
「鳴門」
鳴門海峡をまだ見たことがないのに
想像で書いたという作品。
青龍社発足時の作品だそうで
渦巻く潮に龍子の情熱を感じます。
奥村土牛
「海」
90歳を超えて描いた海の風景。
これほど思い出深く描いた絵はないという
画家のコメントが添えられていましたが
土牛らしい優しさ温かさがいっぱい。
「枇杷と少女」
たわわに実った枇杷と少女が
画面の中から
光を放っているようでした。
などなど。
ほかにもいくつも
(ひゃーいいなぁ!)と思いました。
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なお、今回はオンラインで
「輝きを絵画へー箔で描く日本画」という
イベントもあるので、興味ある方は
チェックされるといいかと思います。
https://www.yamatane-museum.jp/exh/2024/kaii.html
写真は唯一撮影可だった魁夷作品と
いただいたお抹茶(砂糖制限中につきお団子は一粒のみいただきました)
メルマガ「生命の願いを生きよう」
○お休み中