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丸木文華
クロスノベルズ
乃一ミクロ
⭐️⭐️⭐️⭐️


高校生カプ

ヤンデレ攻× ピュア

ヤンデレ
学園


一人っ子でどこかボヤッと生きてきた
湊(受)には、
どこかヘンな幼なじみがいる。
そいつは、外ズラは完璧
周りから老若男女に
信頼されるスーパー完璧マン、悠馬(攻),
だけど、今は僕だけは知っている。
彼がそんな人格者なんかじゃない
結構怖いヤツなんだって。
でもそんな悠馬も俺にだけは
本音を晒して
決して俺には害を加えたり
しないんだから
っそんな風にタカをくくっていたのに、
ある日、
平凡な俺に彼女が
出来てから
あいつの容器周到な嫌がらせが
僕に向けられるようになって…


吉田珠姫先生『鬼畜』
以来の超ズル賢い攻です。
病み方もどっちもどっちの
ホラーさ。
そしてネタバレですが
どっちも
受を手に入れる為に
人まで殺して
ケロっとしてます。
これは
完全なサイコパスです。
なので
この手の作品には
好き嫌い
はっきりするでしょうね。
読んでると
ホント何とも言えない
息苦しさが
つづきます。
悠馬が湊を
完全に自分で掌握するために
ジワジワと周りから孤立させ
自分にだけ
頼らせ
服従させるために
その他大勢を
駒として
認識し利用し尽くす
冷めきった思考回路は
『鬼畜』の主人公以上の
異常犯罪者だと思います。
まぁ、これが
架空の話で
攻がそれでも
一途に受の事を
愛してて
受も攻めを
憎みきれず絆されていってるから
いいようなモノの
完璧犯罪ですね。

書最後に書き下ろしで
攻の悠馬視点で描かれた
二人の幼少期のシーンでの
ゆうのおよそ子どもらしくない
冷めて小賢しい様には
さらにゾッとさせられますが
何故か
又読み返してしまうような
圧倒的はドラマと
そんか重いテーマに反して
湊のどこにでもいそうな
思春期のおちゃらけた
男子の思考回路が
不思議と作品世界を
和ませてくれているような
不思議な作品になっていると思います。

重た目な作品を読んで
BL世界に
ズップシはまって
溺れ死にたい方向きかな

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浅見茉莉
クロスノベルズ
⭐️⭐️⭐️⭐️

オムニバス
⑴オレ様童貞パンダ× ツンデレ飼育員
⑵ドS獣医 × お年頃男子カラカル
⑶オスフェロモン過多兄弟ユキヒョウ
  ×
  高嶺の花美人ユキヒョウ

ケモ耳
オムニバス3話
ちょいコメ
BLビュッフェ(童貞喪失から3Pまでなんでも揃ってます)

場所は東京ー武蔵野動物園
ここでは閉園後
夜夜動物たちの
ちょっとお子様達には
ナイショのムフフっな
秘密なドラマご生まれてます。
進化種ーそう動物園関係者に秘密裏に
語られる不思議な突然変異種がいます。
夜になると人型に転じて人間と同じように思考し喋り暮らすことができるのです。
 動物園のアイドル、パンダの蓮連(攻1)も
その1匹。
 武蔵野動物園1のアイドルとしての
プライドを持ってこれまで
暮らしてきたのに
新しく付いた飼育員の砂場(受1)は、
ちっとも俺の魅力に気づかないか
こんなに可愛い俺を無視したりする。
そんな奴のことが
ムカついて
片時も忘れられない。
(なんとかしてあいつに
俺の魅力を分からせたい)
と計画を練り…


新しい萌の扉を開いた感覚‼︎
ケモ耳
有りだー。
(今まで避けてきたところのあるジャンル)

しかしなかなかいい感じ。
獣の本能が色濃い分
好きな相手のフェロモン=匂いへの
執着や相手への好意が
匂いを使って表現されているのが
とても新鮮で分かりやすかった。
パンダ攻の童貞喪失の表現の生々しさ。
性の喜びが匂いを使って
よりリアルに伝わってくるようで
こちらもドキドキさせららっぱなしでした。
2話、3話の動物(進化種)は、受側なので
よりリアルに匂いの変化が
相手への恋心として
うまく小道具に使われていたと思います。
相手の匂いに敏感になり
心地よくなる事で
自分の恋心を自覚していく、
と言う辺りは
素敵なフィルターだなぁ
と感じました。
ホント、人間にもあったらいいのに

それにしても
明日から
動物園行っても
この作品のせいで
新たなカップリング想像して
良からぬ妄想しちゃいそうで
また新たな変態ファクター
発動しそうで
こわいです、わたし。



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やまねあやの
キャラコミックス
⭐️⭐️


フリーの魔道士 × 王子

続き物
1~4読破後を
絶対オススメ

剣の呪いをかけられた王子•バルド(受)は、
呪いをかけた本人を探し、
魔道士の郷を追放された
変わり者の魔道士ハヴィ(攻)や
旅で出会った仲間と共に
何とか隣国の都に潜入。
そして、そこでついに探していた魔道士が現れる‼︎
バルドに降りかかる最大にしてエロい危機…


ついにお話が
大きく動き出します。
4巻が
愉快な奴らのロードムービー
みたいな感じで
本来の呪いの謎ときが
お留守になっていたので
この巻にきて
かなりスピードアップ

今までなかなか正体を現さなかった
最大の敵がバルドの前に
現れます。
ここはBLなので
お仕置きも
絆も
エロで行われます。
この作品は
正統派ファンタジーの世界を
BLというジャンルで
表現仕上げた
やまね先生の
類稀ない才能の結晶です。

今まで小説の
挿絵などでは
ファンタジー世界の
精密な絵はあったけど
圧倒的質量で
こういった世界を
表現するのは
作家の先生にとっては
とても大変だったんでしょうね。
(先生 お疲れ様です。)
読むのはあっという間だけど
想像し
造形するのは
途方も無い時間と体力を
必要とする事
本当に頭が下がります。

願わくば
先生に
沢山の印税と
おやすみが
頂けますように

そして
『ファインダー~』
も愉しみに
気長にお待ちします。