ピアノの音色が変わった!演奏を左右する大事な場所を見つけるお手伝い


こんにちは、クラリネット&ボディシンキングコーチの渋谷啓子です。

 

わたしはクラリネットの活動をメインに、他の楽器の方にもレッスンをすることがあります。

 

その場合は音楽的なアプローチではなく、その楽器を演奏するときのカラダの使い方や考え方をサポートしています。

 

先日も研修会の講師を務めた時に、ご要望があって、ピアノの先生に公開プチ個人レッスンをしました。

 

弾く前にある場所の変更をアドバイスしただけですが、音色がものすごく変わって大盛り上がり。

 

ピアノを弾く機会がある方にはきっと役に立つポイントなので、シェアしたいと思います。

 


↑ご参加の皆さまと集合写真。主催のY先生撮影。

ピアノの先生(Aさん)は、「腕をクロスする曲がうまくいかなくて、前腕に問題があるような気がする」とおっしゃっていました。

 

まず実際にその曲を少し弾いてもらいました。

 

わたしは腕のクロスのさせ方や前腕の使い方よりも、右腕全体を後ろに引き込んでいることが気になりました。

 

ということは、ピアノと胴体の距離が少し近いということ。

 

そこで、10~15cmくらいか、少し椅子をピアノから遠ざけてそこで座ってまた弾いてもらいました。

 

「あ、さっきより弾きやすいです」とAさん。

 

音色も柔らかく、音のつながりも滑らかになりました。



良い変化はあったのですが、まだ少しだけ腕の引き込みが見えたので、試しにさらに10cmくらい椅子を後ろに下げてみました。

 

「どうなるか分からないけど、試しにここで弾いてみて下さい。ほんとに試しに。もし、鍵盤が遠かったら骨盤から胴体を少し前に倒してみて下さい」

 

とお願いしました。

 

Aさんは「ええー!ここで??えー弾けるかなぁ???」

 

と言いながら椅子に座って、最初と同じ部分を演奏し始めました。

 

音が出たその瞬間から、周りにいた人達が「音が全然違う!」「すごいキレイ~」と大盛り上がり。

 

Aさんご本人は数秒弾いて味わったあと、「これ良い!!!」と言いながら弾き続けてくれました。

 

Aさんが弾き終わると、みんな笑顔で拍手喝采です。



ピアノを小さい頃から熱心にやって来た人で、子供の時と同じ距離に椅子を置いて弾いている人をよく見かけます。

 

身体が小さかった頃と今とでは、腕の長さが違うはず。

 

今の自分に合った場所に椅子を持ってくることで、腕を後ろに引き込む必要が無くなり、指もスムーズに動きます。

 

その結果弾きやすくなったり、音色が良くなったり、肩こりが減ったりすることが多くあるのですね。

 

思い当る人はぜひ今のご自分のベターなポジションをぜひ探してみてください。

 

 1人ではよく分からないという方にはサポートしますので、体験レッスンにいらして下さいね。


 

山形市はもちろん、天童、寒河江、高畠、新庄、鶴岡、などからもレッスンに来て下さっています。

詳しい場所はご連絡をいただいた方にお伝えしています。

 【おまけ】

3月10日にカフェでミニコンサートをします

まだ少しお席がご用意できます

ご予約お待ちしております

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