こんにちわ、クラリネットの渋谷啓子です。
ご訪問ありがとうございます。
 
 
緑がさわやかな5月下旬🍀
 
ほとんどの中学校や高校では新入生の部活動が本格的に始まり、自分の練習をしながら初心者の指導をがんばっている上級生がたくさんいるだろうなぁと思います。
 
基本的なことを教えていくのは、教える側にもすごく勉強になるんですよね👍
 
 
そんな中、教えるのが難しいナンバーワンがアンブシュアではないでしょうか?
 
難しいけど、上達に欠かせないアンブシュア!
 
 
実はダメなアンブシュア🙅‍♀️を作ってしまう筋肉があるって知ってましたか?
 
 
そんなわけで、今回のブログはクラリネットのアンブシュアについて書いてみます♬
 
 
 
アンブシュアのお悩みで一番多いのが、
「下あごの皮膚が引っ張れない😥こと」
 
写真の下の口のように、あごが梅干しみたいになっちゃう。
 
上が一般的なアンブシュア。下が梅干しあご💦
 
わたしもレッスンにお邪魔して、たびたびこんなアンブシュアに出会ってきました。
 
このタイプの生徒さんは、
すごーく一生懸命でマジメな人が多くて、
がんばっってるのに、リードミスが多かったり、
音程がそろわなかったり、
がんばってるのにうまくいかなくて悩んでる。
 
「下あごを張ってつるつるな状態にする」
 
を“ 知ってるけどできない” パターンが多いです。
 
なぜ、できないか?
 
練習不足じゃありません。
不器用なのでもありません。
 
あごの皮膚を下に引っ張ると言われたら、どこをどうしようと思いますか?
このイラストのように、下あごの中心を下に引っ張ろうと思いませんか?
 
 
実は、これが間違いのもと。
 
口の周りにはたくさんの筋肉がありますが、なんと、下あごの中心には何も無いんです。
 
ヒューマン・アナトミー・アトラス2018エデュケーション使用
 
 
こんな風に、下あごの中心に筋肉はありません。
 
そして、中心に近いところにあるのはオトガイ筋(左右)。
 
これが梅干しアンブシュアを作る犯人です😖
 
オトガイ筋は、下唇を上げて突き出して、あごにしわを作るための筋肉。
要するに、アンブシュアを作る正反対の動きをするんです。
 
 
ではでは、キレイなアンブシュアを作る時働くのは。
 
オトガイ筋の両脇にある下唇下制筋です。
下唇下制筋はけっこう中心から離れていると思いませんか?
 
 
ということは、クラリネットのアンブシュアを作る時は、下あごの皮膚は真下では無く、
   ↙︎    ↘︎
こんな方向に引っ張ると、下あごがキレイに伸びて美しいアンブシュアを作ることができます。
 
 
マジメな人ほど、「下に」という言葉をあごの真ん中を真下に引っ張る↓イメージで捉えてしまい、下唇下制筋では無く、中心に近いオトガイ筋が働いてしまい、がんばっているのに、梅干しが出来てしまっていたのですね。
 
 
金管やフルートはクラリネットとは違うアンブシュアを作りますが、
 
*下あごの中心には筋肉は無いこと
*中心に近いところにあるのは唇を突き上げる筋肉だということ
 
を参考にしていただければ幸いです。
 
 
余談ですが、最初の2つの写真はわたしの口元なのですが、今回の記事の内容を理解するまで、梅干しタイプのまねができなかったんです。
 
ところが、顔の筋肉について学んでいくうちに、写真のように意図的にできるようになりました。
 
まぁできる必要はないのですが、身体の仕組みを知るっておもしろいなぁと思ったできごとでした😆
 
 
 
美しいアンブシュアを手に入れて、美しい音色で楽しい音楽生活を!🌸
 
お読みいただきありがとうございました🎵
 
 
 
🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
 

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