お店で泣き叫ぶ子どもの姿を見たことがありますか?
あれが欲しい、これがいい
歩きたくない、抱っこ抱っこ
いやだいやだ
なんて姿を見ていると
パパもママもだんだんイライラしてきますよね。
我が子も長男が1歳2ヶ月くらいから始まりました。
もうね、こうなるとただ買い物に行くだけなのに
めっちゃ覚悟と勇気がいるんです。
長男が2歳の時、一緒にスーパーへ行った時のこと。
カートに乗ることが嫌いな長男は、スーパーへ入るなり私の手を振りほどきダッシュ。
当時私は二人目がいてお腹が大きかったので、歩いて後を追いかけると・・・
長男、お菓子売り場にある踏み台に座り、「おいちおいち♡」と満面の笑み。
よく見てみると、手には食べかけの棒付きアンパンマンチョコ。
もちろん買った覚えはございません。
はい、未精算。
お菓子を開封するとき、普段は「開かない」とか言うくせに(暴言)
こういう時はなぜか自分で開けられる不思議。
マジかマジかマジですか。
店員さんに平謝りして代金を支払おうとしたら、
「お母さん、いいですよ。子どもがやったことだし、許してあげよう」
と店員さんが神様だった件。
そして買い物を終えて帰ろうとしたところ、
今度は入り口に置いてあるガチャがやりたいと、ごね始める。
「昨日もやったから今日はやらないよ。」
の一言が彼に火を付け、エビ反りして地面に倒れ、手足をジタバタ全力で大泣き。
自分に余裕があるときは、待ってあげたり話を聞いたりすることが出来ますが、
急いでいたり余裕がなかったりすると、ブチ切れることもしばしば。
泣かれることが面倒で
買ってあげることもしばしば。
周りに迷惑をかけているなー
とか
恥ずかしいなー
とか
いい加減にしてー
とか
ゆっくり買い物したいー
とか
いろいろ思いますよね。
さてさて、
買って欲しいという長男の気持ちと
今日は買えないという私の気持ちが
食い違ってしまっても、
子どもは「じゃあ諦める」
と自分の気持ちを簡単に処理できません。
子どもは
自分の気持ちをママの気持ちに変えないといけないのか?!と
完全に混乱状態です(笑)
こういう葛藤を通して子どもは成長していきます。
今思えば、
「これが欲しかったんだね」
「これがやりたかったんだね」と
子どもの気持ちをまずわかってあげることが、私の選択肢の一つとしてあったら
長男の姿はまた違う姿だったのかなと思います。
後の祭りですけどね(笑)
でも要求をきき入れられない時は
「今日は買ってあげられないの」
と一貫して伝えてもいいし、
強制終了でもいいし、
怒ったっていいと思います。
その中で、
自分の思い通りにならない体験を子どもが味わっているときは、
どうしていいかわからなくて困っている状態、
泣いて怒って自分と戦っている状態です。
出来るだけ子どもが自分で自分の気持ちを立て直すことが出来るように、
支えていくことが
大人の大きな役割だと思っています。
「発達とは、困難をのりこえていく力を養うこと」だと言われているように。
泣いてもいいし、怒ってもいい。
感情を外に出すことで
必ずそのあとは、きっと気持ちを切り替えて自分で立つことができます。
「悲しかったねー」
「これやりたかったんだねー」
と子どもの気持ちに大人が寄り添うことができたなら
それは間違いなく
子どもが自分で立ち上がる力へと繋がっているのです。
そんな子どもの姿を信じて
応援できる大人になりたい私です☆
もちろん出来ない時もありますが、
そんな私も素晴らしい(。-∀-。)
今日もご覧頂き、ありがとうございました♡渋谷佳子でした~