抗癌剤が切れた後の変化です。(追加:治験の結果報告) | スキルス胃癌と生きる

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 何かどんよりした天気で、気分が晴れないですね。

 明日から遊びに行くのに、少し体調も不安です。

 

 早いもので、「パクリタキセル」を投与して2週間が過ぎました。

 

 来週から転院するので3週目の投与を中止したのですが、早朝から吐き気が戻ってきて、久しぶりに苦しい思いをして「ドンペリドン」を服用しました。

 

 抗癌剤の副作用で吐き気がすると思っていたら、逆で薬が切れたら腹水の影響なのか吐き気が戻りました。

 抗癌剤を使う前は何度も吐き気で苦労したのに、使用中は収まっていてなんてこったです。

 

 良い方向で考えれば、抗癌剤の効果が少しはあったのかもしれませんから、これからの治療に期待したいですね。

 

 腹水の影響でお腹はポッコリ出始めて、ベルトの穴1つ分大きくなりました。

 少し痩せたのかTVで見る栄養失調児の様に、手足が細くてお腹がポッコリとなりました。(かっこいいものではありません)

 

 食事の量は減っていないので、癌に栄養を取られているのかななんて余計な心配をしたり、不安材料はどこにでも転がっています。

 

 少し歩くと苦しくなることもありますが、普段の生活では何の支障もないので、明日からの休みでは休憩を取りながら孫と遊びます。

 

 日焼けして出勤するのは気が引けたので、早めに髪の毛を短く切ったのに、帰国してすぐに入院になり、出勤しないことになったのでこの週末に短くしても良かったなと、少し残念に思っています。

 

 入院したら暇なので、旅行のブログでもアップします。

 

 少しショックな話題なのですが、5月10日に東大を中心とする「腹膜播種を伴う胃癌患者に対するTS-1+パクリタキセル経静脈・腹腔内併用治療法」の治験レポートが出ました。

 

 結論から言うと、「従来の(TS-1+シスプラチン併用療法)と比較して、全生存期間の優越性は示せなかった。」ということになったようです。

 

 治験の1データですが効果がなかったのではなく、他の治療法と比べて有意性が認められなかったということのようで、今後の保険適用に影響がないことを期待します。

 

 もう一つの評価として、薬の効果として前者は53%に対して、後者は60%となっており、一般的なTS-1の有効率が40~50%程度なので、病状の差はあるとしても、どちらもTS-1を使用して「パクリタキセル」と「シスプラチン」の有効差に関しては比較できないのが残念ですね。

 

 治験数が164人なので、今後のデータの蓄積が期待されます。