冷たい風が吹き抜ける朝。

今日から12月。

2023年最後の月となりました。


先日まで暖かい日が続き
とても冬とは思えない気候でしたが
これから厳しい寒さを迎えるにあたり
今日は冬の養生についてお話します。





中医学では冬は「閉蔵」(へいぞう)と言い
全てのエネルギーを鎮めて
心静かに過ごす季節と考えます。


自然界・動物は冬籠りや冬眠をしながら
春のあたたかな陽気が差すまで
ただひっそりとそこに身をおく。


人間も冬の寒さから身を守り
あまり活動的にならず
体の中に残っているエネルギーを
消耗させないこと。


自然と体が栄養を蓄えようとするので
もちろん体重も増えます。


ただしここでがむしゃらに
ダイエットをするのは控えましょう。


たくさん活動して
エネルギーを発散してしまうと
春になって体を動かしたくなっても
バテて動けなくなるのです。


その季節にどう過ごしたか…が
次の季節の体調に関わってくる。


人間は季節の移ろいに支えられ、
時には翻弄されながら
日々を重ねていきます。


逆らわずに、寄り添ってみる。


心も体もおだやかに。
そんな冬になることを願って…。