3月は、比較的、私も子どもたちも時間的な余裕があるので、毎年この時期に、送別会やお楽しみ会を兼ねて料理教室をしています。


今月は、高校生グループと「高3の送別会&料理教室」、小学生グループと「ミニ発表会&だし巻き玉子教室」を開催しました。

(中学生は時間がなかった…。いつかどこかで必ず!)


私は、教室の願いとして、1番に生徒たちの「自立」を目指しています。

自分で考えて、自分で行動できるようになってほしい。


ピアノの練習もそうです。

自分から練習する。どう弾いたらいいか、自分で考えて弾く。弾けなかったら、どんな練習したらいいか、練習の方法を考える。


そして、音楽をする前に、まず自分で食べれることが大事だと思っています。自分で食材を選び、作れること。


世の中に、たとえ、料理を作ってくれる家族がいても、お弁当を買ったり外食できるお金があっても、誰でも料理はできた方がいいと思うのです。

(毎日作れってことではなくて、いざという時、料理ができるスキルを持っていた方がいいということ)


人間の体は食べているものでできているし、いろいろ思考する脳みそだって食べ物からの栄養でできている。


それなら、自分が奏でる音楽だって食べ物でできていると言っても過言ではない!


ということで、半強制的に料理も教えています♪


受験勉強のために習いに来ている、料理を習いに来ているんじゃない!と思ってるかもしれない高校生達にも、教えています。


私も、いろいろな料理講座を受けたり本で読んだりしてきましたが、料理の結論!

家で食べる料理は、シンプルでいいってこと。


毎日食べるご飯は、豪華で凝った料理じゃなくていい。

毎日同じメニューだっていい。

ご飯と味噌汁と、卵焼きとちょっとお野菜があればいい。(と納豆。)

そしたらとりあえず、健康的に生きていける。


そして、料理で1番大事なことは、レシピじゃない。

材料です。

良い材料、調味料を使えば、多少、量がレシピと違ったって、不味くはならない。入れる順番間違えたって、そこまで不味くはならない。味が濃くなるか、薄いかだけ。不味くはない。濃かったら、薄めればいいし、薄ければ足せばいいだけ。


お野菜なんて、農薬使わず、元気に育ててくれたお野菜は、出汁の素なんて使わなくたって、そのままで充分美味い!


なので、どう作るかではなく、「何を選ぶか」が大事。


そんなこんなで、今回の料理教室のメニューは、

高校生の部は、おいしい調味料を合わせた万能調味料でできる料理を中心に。


和食の調味料は、醤油と酒と味醂と好みで砂糖だけでいけます。

と、プラスでお酢と油。


なので、今回は、まず万能調味料(醤油と酒と味醂を1:1:1で合わせたものに好みの量の砂糖を合わせたもの)を作ってしまって、それをお料理に使いました。

(これ、便利なので、面倒くさがり屋さんにはおすすめ。ただし、いい調味料を使ってください。)


作ったメニューは、

・炊き込みご飯

・ブリカブ(大根の代わりにカブ)

・ルーを使わないクリームシチュー

・カブの甘酢漬け

・サラダ

・小松菜の鯖缶合え

・キャロットケーキ





鶏肉がダメな子、酢漬けなダメな子がいたけど、だいたいはみんなモリモリ、美味しく食べました。

(量が多かったけど)


小学生の部では、去年と同じだし巻き卵。

参加した子は去年も作った子達だったので、復習会でしたが、みんな去年より上手になってた!!

去年習ってから、家で自分で何度も作っていた!

去年は自分で卵が割れなかった子が割れるようになっていたし、卵の液をこぼしながら作っていた子も、こぼさず、できていました!えらいぞ!


東北の卵焼きは甘いのが多いのですが、教えた卵焼きは砂糖は入ってない、出汁と塩味の卵焼きですが、こっちの方が好きで、おウチでもお母さんにリクエストするらしいです。お砂糖入れないでって。


おいしいもの食べたら、楽しくなる。

みんなで作ったら、いつも食べれないものも食べれたりする。



今年も満足の料理会でした。

あ、小学生の部は、ちゃんとピアノも弾いたよ笑