日曜日に、サクソフォーンコンクール伴奏で、東京まで行ってきました。


Kサクソフォーンコンクール」。

伴奏を頼まれるまで、こんなコンクールがあるなんて知らなった。

調べてみると、「K音楽コンクール」として、

・Kグランプリコンクール

・Kアマチュアコンクール

・Kヴァイオリンコンクール

・Kフルートコンクール
・K声楽コンクール

・K夢のある作曲コンクール

    ・・・・などなどなど・・・・

めちゃくちゃ種類があります。

 
こんなにあるのに知らなかったです。
中には、新しくできたばかりのものもあるみたいですが。
 
HPの「K音楽コンクールとは」のページには、
 
「K音楽コンクールは日本はもとより海外からの参加を求め、音楽文化の普及や芸術性の向上に寄与しております。 結果や成績のみを競うのではなく「音楽家としてのステップアップを目指す」コンクールです。
各々のコンクールでは一流の審査員により適切なアドバイスをするプログラムになっております。コンクールの勝ち負けに関わらず、参加者一人一人、将来の音楽家としてのスタート地点となるよう努めてまいります。・・・・」
 
と、書いてあります。
これからどんどん国際コンクールのように育てていきたいコンクールなのかと、意気込みを感じます。
 
今回、伴奏を頼まれて参加したのは、サックス部門。
 
会場は、東京・築地にある「K東銀座コンサートホール」。
 
このK音楽コンクールが持ってるホールみたいです。ホールと言っても、本当に狭く、ビルの中の1室をサロン風にしたところです。
 
今日は、せっかく参加したので、その様子を。(ぜひ、参加する方はご参考に)
 
行ってみて、いろいろびっくりしたけど、まず、場所がすごい所にある。
築地の、外国人から観光客やらで、海鮮屋さんとか、お寿司屋さんとか、お土産屋さんでにぎわうごちゃごちゃした路地の中腹にある普通のビル。
一応、小さく看板が出ているけど、よーく見ていないと通り過ごしちゃいそう。
 

狭い階段を上って2階。本当にここなの?と思いながらドアを開けると、いきなり受付。

 

とにかく、中は狭い。

控室もないし、着替えるところは、ステージ脇の出番待ちの暗い小さい部屋に、ちょこっとカーテンで仕切られているところ。
 
ホールの中も、30脚ぐらいの椅子が並べられているだけ。

私たちの出番は、お昼休憩の直後で、その休憩中に、出演者はホール内で練習していいことになっていたけど、音が出せるのはそこだけ。ピアノは、練習できない。
 
そうそう、本人と伴奏者は入場料は取られなかったけど、保護者も付き添いも1人2000円の入場料がありました。
 
観客は、出演者の関係者だけしかいなかったけど、一般の人はいなかったな。
外にはあれだけ人がいたのに、一度ビルの中に入っていしまうと、静かで別世界のようでした。
 
私たちは、休憩後1番だったので、時間になって「はい、どうぞー」と言われて、すぐに部屋(ホール)に入って演奏。
アナウンスはなかったかな。
 
とにかく狭いので、お客さんの後ろとはいえ、めちゃくちゃ近くに審査員3人の先生が見ている前で演奏。
 
そして、このコンクールの一番の特徴は、演奏してすぐ、その場で3人の審査員の先生から講評を口頭で言われること。
結構厳しいことをいう先生もいるので、なんだか居た堪れなくなる・・・・。(笑)
 
これは初めてだった。(演劇の世界ではよくあるらしいけど)
 
その後、数人の参加者の演奏を聴いて、帰ってきました。
 
予選は動画で参加も可能なので、表彰式はなく、次の日にメールで本人に結果が送られてきました。
 
今回、私たちの結果は、結局、この予選は通過しませんでしたが、でもいろいろ勉強になったし、おもしろい経験でした。
 
このコンクールのいいなと思ったのは、まず、コンクールがそれぞれ楽器ごとになっているので、その楽器の専門の先生が審査員になっていること。
コンクールの中には、例えば「木管部門」となっていると、クラリネットの先生が、フルートの審査したりサックスの審査したりするものあるんだけど、今回は、サックスの先生がサックスだけを審査するので、好評もすごく具体的で、信頼性がある。
 
それと、他のコンクールを見ても、審査員がしっかりしている。他の楽器はよく分からないけど、例えばピアノ部門を見ると、それはそれは著名なピアニストや有名な指導者の方が審査員をされている。
 
さっきも言った通り、コンクールの種類もたくさんあるので、コンクールの場が少ない声楽とか、作曲とか、アマチュアとかで参加したい人もいいかもしれません。
 
予選は動画審査もあるので、遠い人も受けられる。
(遠い、近いにかかわらず、実際に演奏したほうがいいという人が多いような気がするけど)
 
今回、初めての参加だったけど、サックスの他の参加者のレベルは高かったように思います。
私たちの後の人たちは、国立音大、昭和音大、洗足音大・・・と私立音大生たちが演奏していました。
 
それにしても、サックスの曲は難しいアセアセ
いつも伴奏頼まれるとドキドキする。
 
今回弾いたクレストンのソナタが一番難しいと思っていたけど、他の人の演奏聞いて、クレストンが簡単な曲に聴こえたよ…。弾けるようになるまで苦労したのに…。
 
ピアノ伴奏者たちの上手さにも圧倒されました。
どこまでついていけるかな・・・。
コンクール伴奏はほんと緊張する。やれやれ…
 
 P.S.会場が築地にあり、帰りに築地本願寺があったので寄ってみました。外観が洋館風で、中にはパイプオルガンがありました。お寺じゃないみたい。