小学校低学年で初めて引っ越しを経験した私、
生まれ育った街が恋しくなって、
でも小さな私にはどうすることもできずに、
新しい街で楽しみながら、でもどこかもどかしさを感じながら、
世界は自分が思っていたよりももっと大きかったことを当時の私なりにちょっぴり学んだりしていました。
・・・のちに、世界はもっともっと、も~っと広いことを知るんですが(笑)
そんな小さな私が、中学生になったある日。
父が実家に用事があるということで、行くことになりました。
父の実家は、私が生まれ育った場所まで車で30分程度・・・
そんな父は私を連れて行ってくれました。
(私が頼んだのか、父が連れて行くと言ってくれたのかは・・・覚えていませんが、私は子供の頃、母と料理とかより、父と釣りの方が好きだったのか、よく父と出かけたりしてました)
父に乗せてもらってのドライブ。
今思えば、それが人生で初めての父とふたりっきりの長距離ドライブだったのかもしれません。
父の実家に行く前に私の生まれ育った大好きな街におろしてもらって、
中学生の私は一人で街中を歩き回りました。
7年ぶりくらいの街は、なつかしく、あたたかく、でもどこか新鮮で楽しかった。
・・・実は・・・
このなつかしい街歩きで、一番最初に向かったのは、
同級生のご両親がやっていた写真館。
そこで、人生で初めて、カメラを買ったんです。
カメラと言っても・・・「写ルンです」。
中学生の私には精一杯のカメラ。
これが私が人生で初めて持ったカメラ。
どうしてカメラを買ったのか・・・今では分かりません。
そのカメラを手に、大好きな海辺を歩いて、
大好きな弁天さんまで行って、初めての写真を撮りました。
お家に帰って、そのカメラの写真を現像して
(今はデジカメだから、現像なんて必要ないですよね)
大好きな弁天さんの近くで撮った写真を見て・・・衝撃を受けました
衝撃というか・・・なんだかわくわく、どきどきしたんです
今でもその写真を覚えています。
カメラは”写ルンです”だし、中学生の私の初の写真撮影で技術や撮影経験なんて全くない・・・のに・・・その写真に写った世界は別世界に見えました。陸からとっているのに、まるで船かカヤックから撮影されたような・・・
多分このカメラ・この写真が、私の今の写真好きに影響したのでは・・・と今は思います。
こんなに写真が好きになるなんて、思いもしなかったな。
カメラ・写真との出会い。
私の人生を変えたもの
一期一会
私の人生を変えた最初の一枚の写真は今持ってないので…大好きなパラオ🇵🇼の夕景。パラオは私のもう一つの“home”。
これは私の住んでいたお家から歩いて1分くらいの景色…