塩田さんの作品、「三億円少女」「BB」「シュガースポット」と、登場する全ての女性たちが、「凛」としてる。
塩田さんにお会いしてみたら、そんな方でした。優しく、柔らかく、それでもって、どこかしっかりと自分があるという印象を受けました。きっと塩田さんの心の奥にある女性性が、登場人物を書かせるんでしょうね。
「凛」としている女性というのは、私なりに解釈してみれば、全てを受け入れた女性(人)と思うんです。誰のせいにもせず、自分の「悪」さえも引き受けた人。
「三億円少女」の依子さんなんかは、全くそんな感じがします。
私の大好きな、さだまさしさんの歌の中の女性たちもそんな気がします。
そう言えば、さだまさしさんが何かで、自分の女性性のことで書いてらっしゃいました。
塩田さんの作品好きなはずです。