ポジティブもネガティブも味わい尽くしてみた。

最近のネガティブな出来事は母親に、
「犬にかかるお金は置いていってね」と言われたことだ。

今年の夏に海外へ移住するため、愛犬を実家に預けていく選択をした。もちろん両親の承諾も得た。
15歳10ヶ月のトイプードルを飛行機に乗せるのは体力的に過酷すぎる。

母親に言われた言葉を考えた。

犬にかかる費用はばかにならず、エサ、オヤツ、サロン代など当たり前の指摘なのかもしれない。

しかし、母親はお金のことはあまり気にしない人だ。そんな人がこの言葉を伝えてくる裏側を探ってみた。

「犬が迷惑をかけているのではないか。犬のお世話が重荷になっているのではないか。」

「もし重荷になっているなら、その気持ちで犬のお世話を頼むのはこちらとしても申し訳ないし、一番はその気持ちを犬が感じ取ることが犬に対しても心苦しい」

こんな後ろ向きの気分の時こそ「チャンス!!」だ。
今しかできない体験をする。

この気持ちを体感してみることにした。
身体のどこの部分が後ろ向きなのかを感じてみる。
今まではだいたい頭で考えて悶々として、心が痛む程度だったが、身体をゆっくり内観してみると心臓と胃のあたりがキリキリ痛む感覚がある。そして、ふぅーとため息が出て、喉の辺りも重苦しい。

じっくりネガティブな気持ちを感じていると身体に意識は向くが、重苦しい気分は長引いて終わりが見えない。

結果、母親に犬のお世話をする上で重荷となっていることを考えはじめ、それを全て改善してみようと思いたった。

あらかじめオムツやおやつを多めに購入。サロン代は今年分を先払いし、後からかかった分は後日請求してもらう取り決めをした。
粗相もストレスになっていると思い、マナーベルトなど購入した。

そうしている間に、ポジティブ感情は放出されていた。

次はポジティブな出来事。
今回は、後部座席に妻と娘が乗っていて、私が運転中の出来事だ。

娘の大好きな公園へ向かう道中だ。

娘はおやつを食べながらルンルンだ。ドライブしながら、妻と娘がたわいもないやり取りをしているシチュエーションに私の気持ちが上がった。

「キタキターこの感情」と思い、さっそく体感する。
まずは胸の辺りに心地よさが広がっていき、それから頭にゆっくりまわり、それが頭上から外へ放出される感じだ。


ネガティブな気持ちと比較すると、ポジティブな気持ちは体感時間が短い。

次はポジティブ感情をもう少し長く楽しめるように工夫したい。