現在妻の学生ビザの申請を待っているがまだ連絡がこない。

少し混んでいると言われたが、通常の予定で進めば8月のお盆明けにはニュージーランドへ出発する。

この待ち期間中に何をしているかといえば、自分の心と体のケアに徹している。

簡単にいえば、好きな時間に起き、好きな場所へ行き、好きなことだけをしている。

この生活が4ヶ月続いているが心が喜んでいる。

心のケアでいえば、どうしても一日のうちで気分というのは乱れることがある。

ほとんどの日は妻、娘、爺、婆との限られた人たちとの関わりしかないのに、自分の心がこんなにも乱れるのかと驚いた。

これまでの人間関係ではよほどストレスがあったと思われるが、それを知らんぷりしてきづかないぬふりをして過ごしてきた。

その代償は今も残る。体を壊すほどの重い病にならなくてよかったが、心を壊す病にはなっていた。

毎日気分の波を上げ、それを保つことを意識している。

例えば、私が気分が上がることといえば、食べ物、カフェ巡り、自然ある場所へ行く、温泉、妻といる、娘とのやりとり、爺婆にご飯を作る、寝る前の瞑想、人に感謝されるなど、自分が心地よいと感じるものを一日中やる。そうすることで、どんどん気分が上がる。上がればあがるほど気分は高揚していく。その状態を常にキープすることが目標だ。

この感覚をしっかりと心に留めて記憶しておく。

そうすることで、気分が下がった時は気づきやすくなる。

しかし、私は心の病を抱えていたのでそれに気づきにくくなっていた。

そのため、今は決して見過ごさないよう、何度も繰り返し「なぜ気分が下がったのか」を自分に問うことにしている。

波というのは小さいものから大きいものまで様々だ。

例えば先日、気分の波が下がった出来事があった。

それは週末の朝、妻が仕事で私が娘と一緒にいる日に起こった。

妻「娘のiPadに昨日20分の制限時間を設定してあるから」と言われ

私「なんでそんな面倒な設定やるの。解除しておいて。」

妻「何分に設定する?」

私は、一度設定するとその制限を超えた時に再設定をするのが面倒だから

私「というか、設定しなくていい」

と伝えると

妻「ねえ〜、長い時間やらせないで!!外に連れて行ってね!」

私は無言で、イライラした態度を見せた。

妻「長い時間iPad見せないよね?見せるつもりなの?」

と念を押して聞いてきた。

いつもなら、一度目の私のイライラした態度を見て、何も言わなくなる妻だが、この日はしつこく続けた。

朝食を食べながらイライラが増幅してきた私はふてくされた表情と、無言な態度を通した。

妻に対して怒りの感情が出た時は、すぐに対応しないように心がけている。無言になったり表情を曇らせたりして現すことはあるが。

これは私の課題だが、少し時間を置かないと気持ちの切り替えが難しい。

自分の中でイライラの原因を突き止めるようにした。

「なぜイライラが発生したのか?」

先ずはそれを自分に問うと、

「私が一日娘を見るのだから、口出しされたくない。私なりのやり方がある。口を出したいなら、仕事をしないで娘を監視していればいいじゃないか。」

どんどんイライラが増幅しはじめ、妻に対して反撃している。これがはじまると、あることないこと、気持ちがエスカレートしていく。

イライラがおさまらないので次に、妻に言われた言葉に対して良い悪いの判断をしないで、とにかく自分の中に入れることにした。

イライラした自分の感情を軽くしないと、自分の時間も無駄だし、周りにも伝染する可能性がある。

そして、想像の世界でイライラした感情だけを取り出し、その感情を空に「えい!!」と解き放ってみた。

すると、自然とイライラが軽くなるのがわかった。

ここから残ったイライラに対して、自分へ問いかけ本質に入っていく。

少し冷静になれたことで、自分の少し奥にあった後ろめたい気持ちを外へ出すことができた。

私は自分時間を作りたいがために、娘に動画を見せたいという気持ちがあった。

自分の後ろめたい思いを妻に突かれたことに、腹を立てていたことに気づきその気持ちに問うことができた。

自分の後ろめたい気持ちに対して”否定”することはしなかった。とにかくそれを自分の中に入れてみるようにした。肯定的に捉えるようにした。

「後ろめたい気持ちはあっていい。それは事実だから変える必要はない。私は自分の時間が欲しい。その気持ちを押し殺す必要はない。」

すると次に妻に言われたことは一旦置いておき、

「娘にとっては今日一日どう過ごすのがいいのか。そして自分自身もどんな過ごし方をすることが心地よいのか」

ということを考えはじめた。

結果、私は家にいるよりは外で過ごす方が心地よい。
娘にどこに行きたいか聞くと「公園」ほぼ公園と答えることがほとんどだ。

この時点で、焦点が「娘と私の1日の心地よい過ごし方」に変わったことで、だいぶイライラの感情は消えていた。

しかし、何か反論しないと気が済まない私は、妻へ時間を置いてからメールをした。

その内容はこうだ。

【わかっていることは言われたくないし、自分のやり方がある。

共有しておきたいこと

・砂糖とゲームは子どもに中毒性があると思っている。

・本当にやらせたくないものは、目の前から無くした方がいいと思ってる。

テレビ、ゲーム、お菓子など

今はそれができないから、制限をもうけてやっている

「〇〇やらせないで」

「くさい」

などの言葉はあまりよくないと思う。言葉選びを考えてほしい。】

と送った。

妻の返信は、OKの絵文字のみだった。

こうして、私のイライラした感情は完全に消えてなくなった。

さらに、イライラの気分の波をフラットに戻せた。

地味だが毎日コツコツが非常に大切なことだ。そして、自分のケアが一番大切だとやっと気づけた。これまで一番疎かにしていた。

心と体のケアをすることで高い山(目標)に登れる準備が整う。