爆発的な末脚に深めた自信、レジェンドの好騎乗にも感服
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ゲートを五分に出て、前半は馬の行く気に任せてピタリと折り合い、後方から2頭目で末脚を温存。4コーナーより大外を回って戦闘態勢に入ると、函館の短い直線で先行勢をまとめて捉える鮮やかな決め手を披露。洋芝のスプリント戦にも適性を示し、見事メインレースを制しての準オープンへクラスを上げた。本年2月の小倉における2勝目が逃げ切りだったのに対して、今回は最後に爆発的な脚を使っての差し切り勝ち。レジェンド武豊騎手ならではの好リードが、5歳を迎えて充実期に入ったレッドアヴァンティの新たな一面を存分に引き出してくれた。デビュー時から馬体重が60kg以上も増えていちだんと逞しくなり、メンタル面でも我慢が利くようになるなど、まさしく成長一途の日々。北の大地で掴んだ実りある収穫に深めた自信を胸に、今後は変幻自在の脚質に磨きをかけ、重賞の舞台を視野に向けて真っ直ぐに突き進んでいってもらいたい。
レッドアヴァンティ
父:ドゥラメンテ 母:サウンタ 母父:Invincible Spirit 美浦・尾関知人厩舎
2024.06.15 函館11R STV杯 芝1200m 武豊騎手
今回はまさにレジェンドの手綱捌きで勝ち取った勝利かなと思います。
クラスが上がって周囲が速くなったのか、久々に周りを気にする所を出したのか、今回はいつもの行きっぷりが見られず。
後方2番手になった時はどうなるかと思いましたが、うまくアヴァンティ君の気を損ねずに進めて行って、最後きっちりと差し切ってくれたレジェンドには本当に感謝です。
いつものように前のほうに行けていたら、こんな脚を隠し持っていたのは分からずじまいだったかも知れませんので、偶然の産物だったとしても、今回のレースはアヴァンティ君にとって重要な転機になったのではないでしょうか。
今後も脚元には気を付けて、無理せず一歩ずつ、着実に前進して行って欲しいと思います。