2024.03.16
3月16日レース後コメント(4着)
吉田豊騎手「返し馬は頭を上げて走っていましたし、スタートは悪くなかったですけどトモにまだ力がないこともあって二の脚がつかず、後ろからの競馬になってしまいました。向こう正面でも折り合いを欠くことはなかったですが、トモのハマり待ちみたいな感じがあって、自分から捲って動いていくこともできませんでした。ただ、走りがフィットしてからは3、4コーナーで良い感じできてくれましたし、大外を回して最後は苦しくなったものの、僕のアクションに応えて最後までしっかりと脚を使って頑張ってくれました。経験馬相手の初めてのレースということで条件的には厳しかったかと思いますし課題はたくさんありますが、まだ粗削りながら素質の高さを感じさせるレース内容でもありました。競馬慣れをして力を付けていけば結果はついてくるはずです。距離延長にも対応できそうで、むしろ追走が楽になって競馬がしやすいかもしれませんね。このまま無事に成長していってくれれば楽しみです」
鹿戸調教師「ここに辿り着くまでに時間はかかってしまいましたが、既走馬相手に食らいついてくれました。お兄さんのレッドライデンは行きたがるところがありましたが、ライトニングはまだ力が付き切っていないこともあって行けない感じですね。ただ、今日のレースを見ていると、むしろそれが良い方に出てくれたかなと。大味な競馬になってしまって金星をあげることはできませんでしたが、上がりのタイムを見るとメンバー最速。実戦を経験して定石通り上向いてくるはずですから、しっかりと態勢を整えて勝利を掴みにいければと思っています。権利は取れましたが、今後の予定については戻ってからの状態を確認してから考えさせてください」
ライトニング君のデビュー戦は4着でした。
未勝利戦でのデビューですから、惨敗してもおかしくない所を頑張りましたよ。
当日は競馬場に行って参りました。
デビュー戦の馬体重は476kg。
2月初旬の外厩では510kgありましたので、かなり絞れましたね……。
出て来ました~……思っていたより結構でかい!
鹿戸厩舎印のシャドーロールは。この大きさだと実用というよりは、見せシャドーロールですかね。
前からと…まだまだ表情が幼いなあ。
後ろから~。
この仔もお父さんのエイシンフラッシュや全兄のライデン君と同じく、尻尾が天パでした。
育成時代から、毛色も含めてあんまり似ている所が無い兄弟だなあと思って見ていましたが、こういうちょっとした所は似ているんですねえ…。
お初なので、パドックの人間が物珍しいのかずっと外を見ていましたね。
出て来て暫くはテンションが高かったですが、段々と落ち着いて周回する事が出来ていました。
学習能力は高そうです。
ライデン君とは目の形がちょっと違うので、似ている印象が無いのかなあ。
止まれが掛かっても、きちんと止まる事が出来ました。
偉い偉い。
ジョッキーが騎乗しても目立ってテンションが上がる事も無く。
おお、こうやって見ると結構良いお尻です。
初出走の鞍上は吉田豊Jです。
鹿戸厩舎で吉田豊Jって珍しいなと思いましたが、バレンタインSのヴェイロン以来の騎乗のようです。
よろしくお願いいたします。
ちなみに、全兄のライデン君のデビュー戦は武豊J。
兄弟で西の豊と東の豊にそれぞれデビュー戦を騎乗していただくというのも不思議な感じです。
ライトニング君にとっては初めての馬場入場。
ちゃんと出来るかな…?
ちょっと担当さんを引き摺り加減なのが気になりますが…大丈夫かな~。
走る気が無いのよりはいいですけど、ライデン君のように暴走しても困るので…。
さあ、行ってみましょうか!
返し馬のフットワークは悪くないですね。
……口を割りながら走って行きましたが( ̄ー ̄;
まあそれでも、いきなりジョッキーを落とそうとした兄よりだいぶお利口ですよ。
既走馬相手は大変でしょうけど、頑張っておいで~。
とてもとても心配だったスタートは……。
あっ……!
棒立ちっすな(T▽T;)
仕方ないとはいえ、既走馬とはどうしてもゲートの反応に差が出ますよね。
それでも、そこまで遅れないで出る事が出来ましたよ。
慣れて来れば、ゲートはむしろ速く出られるようになるかも知れませんね。
ほほ…なんか姿勢がおかしいんだけど、坂大丈夫か??
かなり心配しましたが、なんとか馬群から遅れずについて行けています。
おおお~、偉い偉い!
レースのスピードになっても走り方は悪くないですね。
出遅れもあり、最後方から進める事になります。
気になるのは、三週連続で週末に雨が降っているので、中山の馬場が相当荒れて来ている事。
この日も良発表ではありましたが、4Rだとまだやや重寄りの良馬場という感じだったでしょうし、走るとあちらこちらから芝では無く土の塊が飛ぶような有様で。
最後まで走り切るスタミナはあるでしょうか……。
向こう正面で後ろから2番目。
10馬身位離れているので、ここから掲示板とかは難しいかなあ…。
とりあえずはタイムオーバーにならなければ。
初出走だしこんなもんよねとぬるく見守っていましたが、ライトニング君と吉田豊J、ここから進出を開始します。
中山で勝つにはその辺りから捲らないと駄目だけど、どうでしょう…。
おおおおお~~!
ちょっと捲り切れなかったけど、なんとここまで来ました…!
あとはここから余力が残っているかです。
あれ、思ったよりも全然いい走り…。もしかしてこれ行けちゃったりする…?
予想以上の頑張りにちょっと欲が出てしまったのですが、ここでルメールJに内から押されて、前に入られてしまったんですよね…。
ライトニング君は初出走ですし、負けるなとは言えないですよね……残念。
あ~、離された~。
前に入られて、ちょっとスピードを殺された部分もあったでしょうし、坂の途中でやられるときっついわ。
ですが、ライトニング君もめげずに伸びて行きます。
え~っと、ちょっと、何着?!
何となく掲示板入った気がする!
ばたばたと自分の写真を確認しながら場内実況を聞いていると、どうやら4着のよう。
あのスタートから4着?!凄い凄い…!
戻って来ました~。
いやあびっくりですよ。頑張りましたよ。
ぱっと見る限りだと怪我などはなさそうで、歩様も問題無さそうで良かったです。
ちょっとちょっとあなたたち、枠行き過ぎてますよ……。
『……うん?違った?』
みたいな顔にも見えますね。
4着の枠の所に無事収まりました。
行き過ぎた人達は初めて見たかもしれません……。
お疲れさまでした~。
前とはちょっと離されてしまいましたので、惜しいような惜しくないような4着ではありましたが、初出走という事を考えると本当に頑張ってくれました。
最後結構切れたなと思っていましたが、上がりは最速(34.9)と、レース上がりを1秒上回るもの。
坂の途中で前に入られなかったら、ちょっと分からなかったかなと思える脚でしたね。
吉田豊Jは『苦しくなった』と仰いましたが、ゴールしてからもスピードが衰えずに伸びていましたので、距離は延長したほうがいいのかも知れませんね。
今後の予定は様子を見てという事。
トモに力がつき切っていない状態でも中山でちゃんと脚を使ってくれましたが、今の馬場が悪い中山で無理に続戦するのも故障が怖いですので、福島や東京の長距離に矛先を向けてもいいかも知れません。
あとはこの血統ですので、レースを使ってテンションがどうなるかという所はあるんですよね。
このレースを見た限りでは、ライトニング君はまだ我慢が利きそうではありましたが…。
2戦目以降も鞍上の言う事を聞いて、お利口に走って貰えたらと思います。
ライトニング君、初出走おめでとう。
本当に良く頑張ってくれました。
まずは怪我が無い事を祈ります。
ゆっくり休んで下さいね。