安藤 梢の所属するドイツのデュイスブルク危機が波紋を呼んでいる。
1月18日付Revier Sportは「デュイスブルク破産は始まりか」という記事を掲載した。
この記事によれば、HamburgerSVは昨期末に撤退、今期一部に昇格したSindelfingenも、財政的理由でアシスタントコーチと、5人の選手を解雇したとのことだ。
PotsdamのBernd Schröder監督は
「たいへん悲しい時だ。ワールドカップのブームからリアルにならざるを得ない。
2つ以上のクラブが財政困難をかかえているのは公然の秘密だ」
と述べている。
彼は、DFBが財政審査をきちんとすべきだ、と言っているが、どうもその矛先はイケイケドンドンでやってきたFrankfurtに向いているように思える。
昨年10月にBild主催でBernd Schröder監督と、FrankfurtのSiegfried Dietrichマネージャーの女子トップ会談が行われた。
この会談では超楽観的なDietrichマネージャーに対して、Schröder監督は「いつもこんなもんだ、ブームはいつか去る」と述べていた。
現在の女子ブンデスリーガは、Bayern、Wolfsburgが乗り出して観客も増え、これまでにない活況を呈している。
しかし女子だけの採算でいえば取れていないだろう。
もちろんフランスのLyonもそうだ。
Frankfurtは観客増よりも人気選手を集めたスポンサーの増加でやっていっているように思える。
Bernd Schröder監督はこの問題が「女子サッカーの信頼性を落としかねない」と波及を心配しているようだ。
今年はEURO2013に向けて「歴史的な年」にしたいとUEFAが意気込んでいる。
ドイツの場合は、オリンピックに出れなかったのが響いているのかもしれないが、なんとか再上昇してほしいものだ。
一昨年のブンデス女子トップ会談はここ
デュイスブルクが破産危機ここ
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