うおお、ちょっと見くびっていた。なんだこりゃ、EURO2013、今週末から来週にかけて土、日、水、木と試合目白押しじゃないかこんなにやって大丈夫か
しかしいつも思うんだがヨーロッパは小国が多い。このごろ東欧国が分かれてとみに多くなった。
サッカー的に残念だったのはチェコとスロバキアが分離したこと。チェコスロバキアの粘り強い運動量を生かした強さは大好きだったのに。それに古くはユーゴスラビアの分裂なんかあるよね。
民族問題で離れていくチームを見ると、今までのチームの中にもそういう問題があったのかと思ってしまう。特にバルカンは紛争までいってしまった。
Frankfurtチームにもその爪痕は残っている。Bajramajさんがコソボ出身なのは周知の事実だが、Crnogorcevicさんはクロアチア出身でスイスに一家がわたったらしい。
Crnogorcevicさんのご両親は娘がサッカーをするのに反対でテニスをやらせたそうだが。彼女はスイスの地元サッカーチームに入ってしまい、両親も認めざるを得なかった。
彼女はスイスサッカーで確か得点王かMVPになり、いよいよ18歳にしてブンデス進出、HambrugerSVに入団。ところがそこで待っていた最初のお仕事がボディペインティングだったとは
しかし彼女はそこでKim Kuligさんと仲良しに(ルームシェアしてるらしい)この美人コンビの活躍でチームは躍進人気も上昇、Kuligさんはドイツ籍なのでドイツの若手ホープとして大人気となった。
そこに目をつけたのがFrankfurtのDietrichマネージャー、今期2人の移籍交渉に乗り出した、財政危機に陥っていたHambrugerSVは男子の補強ために2人あわせて10万ユーロ以下で売り払った、そして結果として、Crnogorcevicさんはスイスでもドイツでも人気沸騰、HambrugerSVは男子も女子も振るわない、と地元新聞に皮肉られている。今の彼女の地位は、故国を離れ、親の反対を押し切り、恥ずかしい姿を晒し、安売りされてたどりついた結果なのだ
ところで昨日?かのBild主催で何やらトップ会談が開かれた。出席者はFrankfurtのDietrichマネージャーとPotsdamのSchröder監督
この2人DFBとの協力とかについてもことごとく意見が合わないそして最後には
Bild ドイツにおける女子フットボールの位置づけは?
Schröder 二部リーグがとても弱いので、ヤングタレントがあまり生まれにくくなってると言えるね。底から離れてグッドプレイヤーが生まれるにはかなり難しいだろう。なぜ代表チームに問題があるのか?それは主に期待されている我々のパーソナリティが成長していないからだろう。これが私を心配させている。
Dietrich 私は完全に違います。あなたにとってワールドカップはハイライトで、今は下り坂だ。そうは思わない、私はワールドカップはまさに始まりだったと思います、一般の人の熱心な認識が始まっています。Birgit Prinzに続く多くのニューフェイスが登場し、次のシーズンにはもっともっと多くの女子がフットボールをプレイし、ジュニアリーグに来るでしょう。ジュニアは膨れあがり、質的にも確立していくでしょう。リーグの観客も40%増であり、多くのスポンサーや期待していなかったメディアがカバーしています。それは明らかです。
Schröder 君の説明は絶対に興奮してるな。どうやって女子フットボールを成長させるんだ、どうやってそれを決められるんだ?私は40年間この仕事をしてるんだ、このスポーツ全体の成長も知ってる、すぐ下がるってことも、私を信じろよ。君の楽観は驚くべきだが、しかし我々は心地良くする会話は何もないな。
Dietrich そうですね、私も心地よいことは何もなかった。我々は今、我々どちらのように考え、行動する人々を確信させなければなりません。そう、我々は双方とも1つのことを願っています、女子フットボールを前進させたまえ、ということを。
ということで会談決裂でございましたこれからの両者とチームが楽しみであります。
メディアは女子チャンピオンズリーグの組み合わせでFrankfurtが決勝に行ける可能性が高まった、Potsdamとの決勝とか喜んでいます。
今日のエンディングはもちろんEU歌であるベートーヴェンの第9交響曲より「歓喜の歌」
しかしこれを世にも不埒に使った日本のアニメがある、アニヲタのみなさんお待ちかねのエヴァであります。
サッカーは国家間の代理戦争とよくいわれる。故国を逃れ、サッカーボールで相手国、身体を張って相手国と触れ合う、そう、まさにサッカー選手はEUの戦士。しかしEUはといえば今にも壊れそう
今年、日本の大震災でサッカーに何ができるの問うた一人の選手がいる、その選手は結局皆の重い希望を荷って今もサッカーの道を歩いている。
歓喜の歌は理想の世界ーしかしピッチ上でゲームが終わり、相手の選手と抱き合う瞬間、そこにだけはきっとこの歌が響いているのかもしれない
Seid umschlungen, Millionen!Diesen Kuss der ganzen Welt!
(抱き合え、すべての人々よ!そして口づけを世界に!)
EURO2013 11月19(土)~20日(日)
ドイツ代表は19日(土)現地15:45 日本23:45より
ドイツーカザフスタン戦 中継なしっぽい
アメリカースェーデン戦 現地19日(土)午後7時 日本20日午前11時 USSUCCERにてLive
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