しかしまるでオリンピックの日本ーフランス戦を彷彿させる一戦だった。
前半はまったくLyonらしくない試合だった。いつもは怒涛のごとく攻めかけるLyonが。NACの組織的なプレーになかなかペースをつかむことができず、INACの試合につきあってしまう。
オリンピックでフランスが前半寝ていたと言ったことを思い出す。
Tomisの突破からLyonは徐々に有利にしてきていたが、序盤は戻ってきていた前線、中盤が攻撃を考えて戻ってこない前半37分に、39分エリア右前から川澄がシュートを放つと、エリア内にいたヤネズがヒールで流しこぼれ球につめたチ ソヨンがミドルゴールで先制
後半、目を覚ましたLyonは、前線からのプレスで、ボールをとにかく長く速く前へ動かすサッカーを展開してペースをつかむ。
INACはほぼ防戦一方で、耐え凌ぐ展開。
しかし右から左から攻撃をかけられ続け、85分にFrancoがゴールで同点
INACはかろうじて延長にもちこむが延長もさらにLyonの猛攻。
前半10分にボックス内でNecibが倒されて何もなかったが、タイミング的にもPKで妥当だった。
しかし後半に入ってもLyonの攻撃は止まず、後半3分に今度こそ甲斐がPKをとられる。
日仏戦ではこのPK、Bussagliaが蹴ってはずしてしまったが、今回はこのとき「私が蹴るべきだった」と言ったBompastor。
ポストに当る際どいシュートだったが、サッカーの神様は今回はフランスに味方したのか、リバウンドは中に入ってゴール
INACはこれを返す力が残っておらずそのままLyonが優勝。
星川監督は、後半相手が攻勢をかけてきたときに、その力を跳ね返すことができなかったと述べたがその通りだった。
ともかくこの決戦でINACは世界最高級の実力を持つことは実証できた。
しかしこの大会は、INACはリーズン直後、Lyonはシーズン中で、1週間で2戦で決勝というあわただしい日程だった。
決勝にしても空席が目立ち、多分国内戦よりももりあがりが少なかっただろう。
男子の「クラブワールドカップ」は2週間をかけて、7クラブが争う。ヨーロッパもシーズン後。
最低その程度の規模でなければ、世界一決定戦とは言い難いだろうしFIFAも認めてくれないだろう。
来年もやるとしたら、最初から日程をとって序々にふさわしいレベルにもっていってもらいたいものだ。
またアジアチャンピオンリーグにしても、あれだけ女子に力を入れない南米がコパ.りベルタドーレスをやっているのだからできないことはないだろう。
地道なもりあげがあってこそカップがもりあがるだろう。
このままでは、来年もこんな感じになってしまうのではないか
オリンピック日仏戦はここ
リヨンの秘密はここ
昨期熊谷がリヨンに敗北したCL決勝はここ
女子チャンピオンズリーグはここ
エンディングはクラブワールドカップ決勝オープニング
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