朝鮮のことわざで「時すでに遅し」はどういうのだろうか
ヤングなでしこ準々決勝日韓戦、前半韓国はまったく足が動いていなかった
やはり日韓戦の重さだろうかそれとも韓国のあれこれのサッカーを巻き込んだ政治的な動きのせいなのだろうか
もしそうだとするならば気の毒としかいいようがないが。
前半８分、確かに西川 明花のスルーパスは非常にいい場所へ、しかも柴田 華絵の飛び出しもすばらしかった
が、韓国のＧＫも守備も全く無防備で足が動いていなかった
しかしヤングなでしこのほうも、守備の欠点は相変わらずで、15分、左サイドを破られて、ボールウォッチャーになり、中央でチョン ウナがゴール
最初から吉田監督自身が「点の取り合いにする」と言っていたヤングなでしこのほうは、こういう展開は大得意
さらに点を狙いに大胆に行き、19分、田中 美南からの横パスをこれまたフリーで走りこんだ柴田 華絵がすばらしいミドルでゴール
どうしたことか、韓国は対応が遅れ、ほぼどフリーで打たせてしまった。
韓国も31分、ショートコーナーから２回のシュートを放った
が、日本が何とかセーブ。結果的にこの攻防が勝負の分かれ目になったといえるだろう
ピンチを凌いでますますもりあがる日本は、37分、田中 美南から出たボールをそのままＳＢの高木が突進
どうしたことか、ＤＦも居たのに、韓国はそのまま深々とラインギリギリまで寄せられてしまい、そのリターンを中央で西川がつぶれて、田中 陽子が落ち着いてゴール
韓国のゲームプラン自身は、多分前半凌いで後半に勝負をかけようとしたのだと思われるが、結果的にヤングなでしこの侵入を許して自由に陣内を動かせることになってしまった。
しかしまあ攻撃力の乏しかったイタリアはともかく、ナイジェリアにもブラジルにも攻められっぱなしで、ブラジル戦では疑惑のオフサイド判定で助かったという、決して韓国もディフェンスがいいわけでもないのだが
後半、韓国はラインを上げて積極的に日本のボールを前から奪取して攻撃を行い、ほぼ優勢に試合をすすめた。
しかし、日本も集中して守備をしてゴールを許さなかった
また残念ながら韓国のサッカーは前に走るサッカーであり、前のスペースがないとその本領は発揮できなかった。
サイドアタックについても日本は田中陽子を左ＳＢに配して、サイドから良いクロスを上げられるのを防ぎ、１失点したことで注意を怠らなかった。
今回出場のエース ヨ ミンジュもチームにそれほどフィットしているとはいえなかった。
韓国は、イタリアに勝ち、ブラジルとの勝利は正直微妙、ナイジェリアには完敗している。
残念ながら力の差が出たというべきだろう。
国立競技場には２万人以上の観客が詰め掛けたが、予想よりも韓国の応援が少なかった。
また旭日旗騒動もあったが、日本の観客も挑発的なパフォーマンスがなかったのは非常に喜ばしいことだと思える
負けた韓国の女子たちも引け目を感じることなく帰国できることを切に望みたい
ここまでよくやったと拍手を送りたい
エンディングは、韓国の世界的ヴァイオリニスト、チョン キョン ファが韓国のアンサンブルと共演したヴィヴァルディの四季より冬
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