いよいよ日仏戦だが、フランスフットボール協会のニュースでは対戦を前に7月18日にLyonの大滝選手がフランス代表を訪問したとのことだ。
大滝選手は、7月17日のサンケイスポーツによれば、「女007を拝命」したそうだから、敵情を偵察に行ったようだが、ニコニコと敵のカメラに収まっている。
どうも偵察は成功したとはいえないようだ。
このニュースによれば19日の試合を、「両チームにとって重要なテストマッチ」と位置づけて、なでしこ対策を行っていく、と書かれている。
但し、いくつかのメディアインタビューによれば、現在のフランスチーム、レ・ブリュの当面の関心はあくまで第一戦のアメリカ戦にあるようだ。
日本のメディアでは、フランスチームは、グループGを2位で通過し、準々決勝で日本と激突する可能性が高いと報じられているが、フランスチームはワールドカップ準決勝で負けたアメリカに負けるつもりはないようだ。
フランス代表は、7月4日に行われたルーマニア戦に、6-0と大勝したうえに、7月11日に行われたロシア戦でも3-0と完勝した。
この試合でもフランスは、つないで攻めようとするロシア相手にほとんど仕事をさせずに、11分、CBのRenardから左サイドに展開したThineyが、角度のない中でサイドネットにゴールして先制
2点目は22分にDelieがスローインから攻め込んで、ミドルでゴール
さらに44分、スルーパスから抜け出したDelieが2点目のゴールで3-0
後半もフランスが人を代えて攻めまくり、ロシアに付け入る隙を全く与えなかった。
レ・ブリュとなでしこは似てるようで非なるスタイルである。
ショートパスと組織を主体とするなでしこに対して、レ・ブリュの主体はあくまで個人のテクニックであり、ドリブル。
そして組織の司令塔のネシブがゲームをコントロールする。
フランス伝統の華麗なるシャンパンサッカーだ。
恐らく今夜はどうあろうとお互いの顔見せであり、本戦までに弱点を修正する機会となるだろう。
しかしまたこの一戦は別の効果があるのかもしれない。
7月17日付のCourrierは、「大人しく輝かしい日本女性」としてなでしこを紹介している。
そして劣悪な環境であり相撲と野球の国でもある日本女性がアジア人で初めてワールドカップで優勝したと記事にしている。ご丁寧に鮫島選手が東京電力社員であったことまでもである。
もちろん、自国の女子サッカー選手もアラブ系、アフリカ系でそれほどフランス社会でよい待遇を受けている人たちでないことを書かないのがいかにもフランスという気がするが。
いずれにせよ、フランス人にはアニメでおなじみの日本女性の実の姿のパフォーマンスには最も良い機会だろう。
パリになでしこの花を咲かせてやれ
エンディングは『パリのジャパンエキスポ』のニュース。ここに来ているフランスのヲタたちは、本物の強い日本女性にショックを受けるだろうかそれとももっと惚れ直すのだろうか興味深い
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