ギリシア危機以来、分裂、崩壊の噂も絶えないEU、ヨーロッパ連合だが、このたび妙な決議がEU議会で可決されたそうだ。
2月3日付The Telegraphによれば、その決議とは
ロンドンオリンピックのような大きな国際スポーツイベントでは、ユニフォームにEU旗をつけるよう促す
というものらしい。
この決議は533対106票で可決されたとのことだが、英国のEU議員は自由民主党を除いてすべて反対したそうで、さっそく保守党のEmma McClarkin議員は
「英国のスポーツ選手の人気を悪用するとんでもない試みだ。私たちの選手にEUのアイデンティティをわざわざ強制させるわけにはいかない」
と延べ、Paul Nuttall議員は
「全くのEUのバカげたプロパガンダだ」
と述べたとのことである。
EUの結束をアピールするつもりが、どうやら逆効果になりそうである。
ところでイギリスにもWPSショックは及んでいる。
2月1日付The Telegraphによれば、英国代表チーム(チームGB)に選出されている、Kelly SmithさんはBoston Breakers所属、Anita AsanteとKaren BardsleyさんはSky Blue FC 所属で、新たなクラブを探さなければいけないようである。
彼女たちは
「WPSはどこへ行くのかわからないし、もしかするとダメになるかも。そうなったら、みんなイングランドやドイツやスウェーデンのセミプロになるしかないかもね」
と述べている。
もっとも、チームGBにしてみれば、クラブにかかわりなく練習できる、と大喜びのようであるが。
今年はこのままではオリンピック後にたいへんな選手の移籍が起こりそうな気配である。
また2月2日付Dailymail等によば現在建築中のオリンピックスタジアムについても問題が発生しているようだ。
このスタジアムはオリンピック終了後に当初はウェストハムのホームに予定されていたようだが、座席の具合がサッカー観戦に適さず難色を示しているとのことだ。
(多分陸上競技のトラックなどを簡単に除いて客席にできないのではないか?)
元スポーツ大臣のRichard Caborn氏は「グレイトミステイク」と言っている。
今日のエンディングはロンドンオリンピックソングの一つらしい『 Contender 』
プロモミュージックを見れば期待高まるねえ
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