DBT,弁証法的行動療法におけるマインドフルネス瞑想は、、心に苦しみや困難をもっている方でも行えるような分かりやすく実践しやすいものに思えます。
基本は、呼吸に意識を向け観察して描写、気が散ったらそれも描写し、再び呼吸に注意を向け観察に戻る、を繰り返すだけです。
そして、DBTではWhatのスキルとHowのスキルでさらに詳しくポイントを教えてくれます。
Whatのスキル~マインドフルネスを実践する際に行うこと
「観察して」
「描写して」
「参加する」
Howのスキル~マインドフルネスを実践するやり方
「判断しないで」
「集中して」
「効果的」に実践する
Whatのスキルの「観察」とは
出来事や情動が辛いものでも、それを止めようとすることなく、また嬉しいものだからといって引き伸ばそうとしないで、ただ観ること。
・東洋的技法「瞬間を体験する」東洋心理学
・西洋的技法:自動的な回避反応や恐怖反応を消去する手法=脱感作
・体験に注目し、巻き込まれずに、自分の体験に反応しないで体験する。
「描写」とは
・出来事や個人的反応の、言葉による描写である。出来事的および慣用的出来事に言語というラベリングを適用する能力は、コミュニケーションと自己制御の両方に不可欠である。正確に、精密に反映しているかどうかだ。
・体験を言葉で表現する。何が起こっているのか自分に説明する。感情に名をけ、思考、感覚に気づく。内容に囚われない。
「参加」とは
・自意識過剰にならずに参加することである。進行中の出来事や相互作用から自分自身を乖離することなく、「今」という瞬間の体験を完全に受け入れること。
・自分の体験、その瞬間に入り、あれこれと考えることを止める。スキルが無意識に使えるようになるまで練習し、習得する。
Howのスキルは次回説明しましょう。