恩師 柴田出先生 | 立命館大学ビジネススクール教授 高橋慶治のブログ

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立命館大学ビジネススクール教授、合同会社人間開発研究所代表社員、元臨床心理士、元JOC強化スタッフ(メンタルトレーニング、コーチング)の高橋慶治が、マインドフルネス、メンタルタフネス、ストレスマネジメント、コミュニケーション&人間関係など色々書いています。

ブログをお休み(サボりとも言う)してたら、あっという間に4月です。


去年の年末のことになりますが、私の恩師の柴田出先生に10年以上ぶりにお会いしました。柴田クリニックで学んだ臨床心理スタッフによって行なわれた柴田先生の米寿のお祝いに参加したのです。


柴田出先生は精神科医で柴田クリニック(神経科)の元院長であり、日本を代表する精神療法家で、J.F.ケネディ大学名誉客員教授でもあります。


私が20代の頃に柴田先生の柴田クリニックに勤め、臨床心理士として働き始め、院長の柴田先生と当時主任の森山先生からのスーパーバイズを受け心理臨床を4年ほど行なっていました。


今から30年前ほどの頃ですが、一流の心理療法家のスーパーバイズを受けられる機会は現在よりもずっと少なかったと思います。


柴田先生と柴田メンタルクリニックは私のキャリアや社会人としてのスタート地点であり思い入れが深い人と場所です。柴田先生は私の人生での一番の恩師です。


柴田先生のもとクリニックで、イメージ分析療法(Image Analysis Therapy)を中心に行なっていました。


イメージ分析療法とは何かと言うと、柴田先生が催眠分析や自律訓練法などから自ら創始したイメージ療法を統合的に体系化したものです。心身のリラクセーション効果と精神分析による過去の情動記憶の整理を目指すオリジナルな心理療法です。


イメージ療法の理論・技法に『自律訓練法の心身弛緩、行動療法の恐怖・不安に対する脱感作、精神分析の無意識の洞察』を付け加えて包括的な作用機序を持つ心理療法にしたものがイメージ分析療法だといえます。


さて、米寿のお祝いは柴田先生もお元気で喜んで下さり、楽しい時を過ごさせて頂きました。



柴田先生は、心理療法の天才と言われるミルトン.H.エリクソン博士のセミナーに参加され、エリクソン博士と文通をしていたときいています。


また、エリクソン博士のセミナーの参加したときに、隣にNLPの創始者の一人のリチャード・バンドラーがいて一緒に受講したそうです。


柴田先生は、今度はご自宅に来てくれれば、エリクソン博士との写真や手紙などを見せて下さるとのこと。


ぜひとも、拝見させて頂きたい!