2024年のお盆(8月13日(火)~16日(金))が終わりました。北海道では例年、お盆が過ぎれば日暮れが早くなり、気温も下がって夏が恋しくなるくらいです。ところが昨年は残暑が厳しく、8月27日(日)に開催された「「北海道マラソン2023」も暑い中で行われました。
今年はもっと酷いことになるのではないかと心配していましたが、今のところ昨年よりはマシなので喜んでいます。
先ずは、「札幌大通ビアガーデン」開催期間中の真夏日が、昨年より6日間減りました。
【北海道新聞 2024年8月15日】
「札幌大通ビアガーデン」が14日、閉幕した。今年は7月14日に開幕し、昨年と同じ27日間開催。最高気温が30度以上の真夏日は9日間で、昨年の15日間より6日間少なかった。
昨年のように暑くないので、果物の主産地である余市町・仁木町の直売所には、秋の果物が並びはじめました。
【農家さん直売所】(仁木町大江1丁目)
[りんご 余市産・恋空]
[プルーン 余市産・オパール]
[ぶどう 余市産・デラウエア]
秋は果物が美味しい季節です。八木重吉(1898-1927年)の詩集には、「果物」と題した作品があります。
【果物】
秋になると
果物はなにもかも忘れてしまって
うっとりと実ってゆくらしい
全国的に見れば今年は果物も高温障害が出て、山形県産のサクランボは収量が例年の半分になりましたが余市町産のサクランボは、豊作でした。サクランボに限らず、農作物は全般的に順調に収穫できています。
季節の移り変わりで言えば、「朱夏(=夏)が去り、白秋(=秋)来たる」ということになります。
古代中国の陰陽五行説では、四季に対応する色を頭に付けていました。そして、人生の区分も、それに対応していまいした。
【陰陽五行説 四季】
青春(せいしゅん) 青年期
朱夏(しゅか) 壮年期
白秋(はくしゅう) 老年期
玄冬(げんとう) 幼年期
*玄は黒色のこと。
果物が実れば、植物のライクサイクルは一つの周期を終えます。朱く燃えるような夏が終わり、白く落ち着いた秋がやってきました。
【自詠】
朱夏去、白秋来
【読み下し】 朱夏(しゅか)去り、白秋(はくしゅう)来たる。
【口語訳】 夏が過ぎ去り、秋がやって来た。