4月から放送大学で「アメリカ史:世界史の中で考える」を受講しています。けっこう面白くて、5月5日(火)にテキストを読み終えました。

 

【アメリカ史:世界史の中で考える】

小野沢 透 (放送大学客員教授、京都大学教授)

肥後本 芳男(放送大学客員教授、同志社大学教授)

 

 分断が進むアメリカ合衆国において、「共和党」と「民主党」支持層の違いが分かりやすく書かれていたので、記録しておきます。

 

【共和党】

1 共和党の支持基盤

  緩やかに連携する保守勢力の連合

 ① かつて共和党の主流を占めた、共和党中道派や財政保守主義

 ② かつて共和党の傍流として最右翼に位置した減税論者や「小さな政府」論者

 ③ 家族や宗教などの旧来の価値や制度を維持したいという保守的・伝統主義的メンタリティから、新左翼に連なる思想や権利革命などに反感を抱く人々

 ④ かつては政治的な動きをみせていなかった、福音派プロテスタントや保守的カトリックを中心とする宗教右派

 ⑤ かつて民主党の福祉国家拡充路線が「封じ込め」政策を支持していたが、それらが行き詰まったと判断して、福祉国家の縮小や積極的な対外政策を主張するようになった新保守主義者(ネオ=コンサーバティブ「ネオコン」と通称される)

2 支持率が高い地理、社会階層、性別

 ① 支持率が高いエリア

   南部、西部、中西部

 ② 社会階層

   白人中流・中下層流やブルーカラー労働者者  

 ③ 性別

   男性

 

【民主党】

1 民主党の支持基盤

  集団としての少数者の権利や個人の自由を拡大しようとする政治的な立場(「リベラル」と呼ばれる。)の人々

2 支持率が高い地理、社会階層、性別

 ① 支持率が高いエリア

   北東部、西海岸

 ② 社会階層

   大学教育を受けたホワイトカラー専門職や様々なマイノリティ集団   

 ③ 性別

   女性