大変なことになりました。8月2日の東京証券取引市場で、「ブラックマンデー」以来、史上2番目の大暴落です。
【産経新聞 2024年8月2日】
2日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)が大幅続落した。前日からの下落幅は2千円を超え、過去2番目の大きさを記録。米国で前日、製造業の景況感や雇用の悪化を示す指標が発表され、米国株が下落した流れが波及した。日経平均は1日も一時1300円超下げており、連日の急落となった。
単純比較はできないが、終値で過去最大の下げ幅は昭和62年10月20日の3836円。米国株が暴落した「ブラックマンデー」の翌日だった当時に次ぐ歴代2番目の下落幅となった。
私の金融資産評価額も、700万円減少しました。さて、これからどうしましょうか?
私が参考にしている投資のノウハウ本の一つに、「金持ちの床屋さん」(D・チルトン著)があります。
【金持ちの床屋さん】
この本の中で、ブラックマンデーについて次のように書かれています。
【ブラックマンデー】
「1987年のある月曜日に、市場の資産価値が一気に2割以上も下がってしまったんだ。それが暴落前の水準に戻るまで、どれくらいの年月がかかったか、知ってる?」
「5年ですか?」と、キャシーがあてずっぽうで答えた。
「約2年だよ」と、ロイが訂正した。
ブラックマンデーのような大暴落でも、2年で回復するのだから、20年から30年の期間で長期投資する場合には、それほど気にすることはないことになります。
私は、「敗者のゲーム」(C・エリス著)を参考に、長期的な観点で投資に取り組んでいますが、この本の中で、著者は、長期投資家の心構えについて次のように書いています。
【長期投資家は、株が値下がりした時にこそ喜ぶべきである】
もしあなたが上昇相場で興奮してしまい、下げ相場ですっかり落ち込むようなことがあるとすれば、それは考え直した方がよい。ブレーキをかけなさい。散歩に出て頭を冷やそう。さもなければ、あなたはすぐに群集心理に取りつかれ、何かをしなければ気がすまなくなる。そして、間違いを犯し始めるが、それは将来後悔するような大失敗になるかも知れない。どっしり構えて動じないことこそ、長期的投資において成功する秘訣である。
というわけで、今回の暴落に対しては、「どっしり構えて動じない」ことにします。