北海道内には、現在、6つの国立公園があります。指定年月日と名称は、次のとおりです。

 

【北海道内の国立公園(2024年6月3日現在)

1934年(昭和 9年)12月4日 大雪山

1934年(昭和 9年)12月4日 阿寒摩周

1949年(昭和24年)5月16日 支笏洞爺

1964年(昭和39年)6月 1日 知床

1974年(昭和49年)9月20日 釧路湿原

1987年(昭和62年)7月31日 利尻礼文サロベツ

 

 上記の中で、知床は2005年(平成17年)7月17日に世界自然遺産に登録されており、世界的にも価値が認められた自然環境です。

 

 森繁久彌が1960年に作詞・作曲した「知床旅情」は、1971年に加藤登紀子がカバーして大ヒットしました。ニコニコこの歌もまた、知床への憧れをかき立てるものです。

 

知床旅情】 

 知床の岬に はまなすの咲くころ

 思い出しておくれ 俺たちの事を

 飲んで騒いで 丘にのぼれば

 はるか国後(くなしり)に 白夜は明ける 

 

【知床国立公園】

 

*北方領土の国後島に近く、知床半島の南側からは目の前にハッキリ見えます。

 

 知床が国立公園に指定されてから60周年を迎えたことを記念して、様々なイベントが行われており、6月1日(土)には地元の斜里町で記念シンポジウムが開催されました。そのことを紹介する新聞記事を読んで、知床を懐かしく思い出しました。

 

 私は、知床には2回行ったことがあります。一度目は学生時代、二度目は社会人になってからで、時間をかけて隅々まで見て回りました。

 

 主な見所は、次のとおりです。

 

【知床国立公園の見所】

フレペの滝

知床五湖

知床峠

カムイワッカ湯の滝

知床大橋

 

 フレペの滝は、遠くから眺めることになるので、あまり迫力はありませんが、それ以外は如何にも地に果てに来たと言う実感を味わうことができて、一度訪れて見る価値があります。

 

 知床五湖は、山の中の遊歩道を歩いていると、この世とは違った異次元の世界を彷徨っているような気持ちになります。

 

【知床五湖】

*フリー素材

 

 圧巻は、カムイワッカ湯の滝で、高さ20メートルの滝を流れるのは硫黄の匂いがするかなり温度の高い温泉水です。びっくり滝は2段になっていて、滝の両脇に張られたロープを伝って上に昇ると、湯船のように温泉水を湛えた滝壺があります。

 

【カムイワッカ湯の滝】

*フリー素材

 

 知床五湖の遊歩道を歩いたり、カムイワッカ湯の滝を登ったりは、足腰が弱ってからではできないので、元気なうちに行くべきです。