5月13日(月)から26日(日)まで、全国大学生活協同組合連合会の夏企画「九州・沖縄フェア」が開催されており、全国の大学生協食堂で、九州・沖縄の名物料理を食べることができます。
【九州・沖縄フェア ポスター】
● ゴーヤチャンプル(沖縄)
● 明太高菜チーズコロッケ(福岡)
● タコライス(沖縄)
● 鶏天(大分)
● 熊本ラーメン(熊本)
● 黒糖サーターアンダギー(沖縄)
北大生協中央食堂で、鶏天をいただきました。
【鶏天(とりてん)】
福岡市内の学食だと、鶏天は定番メニューですが、札幌市内の食堂では通常のメニューにはありません。九州・沖縄フェアの「鶏天」は、モモ肉に衣をつけて揚げた天ぷらで、おろしポン酢で食べるとサッパリしてちょうど良い感じです。
農林水産省のホームページ「うちの郷土料理」には、「とり天」について、次のとおり紹介されています。
【大分県 とり天(とりてん)】
「とり天」は、別府市内にある県内初のレストラン「東洋軒」が発祥だとされている。昭和初期、既存メニューの唐揚げが骨付きであったために女性が食べづらいだろうという気遣いから、骨のないもも肉を食べやすい大きさに切り、天ぷら風にアレンジしたのがはじまり。唐揚げより早く調理できて、サクサクと柔らかい衣は、またたく間に評判となり、やがて、さまざまな飲食店が「とり天」を提供するようになったという。
北海道では、鶏肉を油で揚げた料理は、「ザンギ」ですが、久しぶりに「鶏天」を食べてみると、「ザンギ」とは全然違います。
鶏天は、肉に味付けしていないので、天ぷらのようにポン酢や天つゆで味わいますが、ザンギは肉をタレに漬け込んだものを揚げているので、そのまま食べます。
ザンギは釧路市が発祥の地と言われていますが、札幌市内にもザンギの名店は沢山あります。私は、老舗ビアホールである狸小路ライオン(南2西2)のザンギが見た目も味も最高だと思っています。
【「狸小路ライオン」の「ザンギ」】
農水省のホームページ「うちの郷土料理」には、「ザンギ」について、次のとおり紹介されています。
【北海道 ザンギ】
北海道では鶏の唐揚げのことを「ザンギ」と呼ぶ。「ザンギ」は一般的な鶏の唐揚と比べ味付けが濃いのが特徴。揚げる前に鶏肉を醤油ベースの甘辛いタレに漬けこんでつくられる。骨付き「ザンギ」と骨なし「ザンギ」の2種類あるが、道内では骨なし「ザンギ」を取り扱う店舗の方が多い。
いまでは、鶏肉の唐揚げ以外にも、「タコザンギ」や「サケザンギ」など食材に衣を付けて揚げたものを「~ザンギ」と名称をつけて呼んでいる。