こどもの日の今日(5月5日)は、本州では30度を超える真夏日になった地域が100を超える暑い一日になりました。札幌も、昨日よりは2度くらい気温が上がり、最高気温は22度近くになりましたが、吹く風が涼しく、快適に過ごすことができました。

 

 こどもの日らしく、北大構内では、北大プレーパークというイベントが開催されていました。

 

 北大プレーパークの会場である中央ローンと呼ばれる芝生広場の向かいには、2026年夏に安藤忠雄氏の寄附で「こども本の森」という児童図書館がオープンすることになっています。児童図書館の利用者が、芝生広場で遊ぶことを想定して問題点を洗い出すという研究目的で実施されています。

 

【北大プレーパーク】

 

 プレーパークは、こどもの主体的な遊びの場を提供する活動です。札幌市内では、「桑園あそびばプロジェクト」が活発に活動しており、北大プレーパークでもチラシが配布されていました。

 

 このチラシには、「桑園あそびばプロジェクト」の目的が、次のように書かれています。

 

【~桑園あそびばプロジェクトとは~<団体の目的>】

こどもの健全育成と地域交流の場となる常設の屋外遊び場の創設を!

「公園でボール遊びしたら怒られるんだ。警察も呼ばれる」ムキー

「先生は外で遊べって言うけど、どうやって遊ぶんだよ」びっくり

 私達に、そう訴えてきた小学生がいます。
 彼らに自由に思いっきり遊べる環境を確保したい。
 そんな思いで地域の有志が集まって活動しています。
 桑園あそびばプロジェクトは、
こどもの外あそび環境を確保するために活動する団体です。

 

 このチラシを見て初めて、公園ではボール遊びが禁じられていることを知りましたが、ネットで検索すると本当にそのとおりです。そう言えば、長野市が、「こどもの声がうるさい」という苦情を受けて、2023年3月に公園を廃止したことが話題になっていました。

 

 こども(15歳未満)の人数がどんどん少なくなっているため、政府も少子化対策として出産の奨励と子育て支援の拡充を打ち上げているわけですが、こどもが遊ぶ場所もないようでは、子育てもしづらいのではないでしょうか。