先日、北広島市にボールパークを観に行ったとき、JR北広島駅前にある北広島市芸術文化ホール(花ホール)の予定表を見ると、ステージが全然使われていないことに驚きました。びっくり

 

【利用状況(4月)】

10日 第310回ロビーコンサート 佐藤美空(ピアノ) 

14日 北広島弦楽合奏団 第28回定期演奏会

24日 第24回春の音楽会

 

 北広島市は、人口5万7千人で、北海道内ではそこそこの人口ですが、地元にはステージを使うような音楽、演劇、講演会などがあまりないことが分かります。

 

 札幌から高速道路を使って1時間程の場所にある奈井江町(人口4700人)には、音楽専用ホールがあります。

 

【コンチェルトホール】

 約240人収容の音楽専用ホールは、道内有数の音響の良さを誇り、常設のグランドピアノのベーゼンドルーファーは、ピアニスト垂涎の名器である。

 

 このホールには、購入時に1500万円かかったというベーゼンドルファーのピアノ(モデル225)があって、それを3300円(税込)で使えるのですが、ホールが使われるのは月に一回あるかないかで、自慢のピアノもほとんど使われていません。ショボーン

 

 ちなみに、ベーゼンドルファーのモデル225は、2023年5月15日の価格表で、3千36万円(税込)となっています。

 

 これが札幌市内の時計台ホールだと、閉館日を除いてフル稼働になっています。びっくり

 

札幌市時計台:ホール利用状況

 

 もっとも、東京から札幌にきた人は、「札幌には文化がない」と言います。東京に比べれば音楽や演劇のステージが少ないし、美術館巡りをしようにも、札幌市内には道立2館、市立1館しかありません。ショボーン

 

 こうした都会と田舎、東京とそれ以外の文化格差は、今後も広がる一方だと思います。もちろん文化だけがその地域の魅力ではないので、東京を利用しながら文化に親しめば良いのではないかと自分を納得させています。ニヤリ