第118回医師国家試験の合格発表が3月15日に行われ、9,547人が合格しました。

【共同通信 2024/3/15(金) 17:55配信】
 厚生労働省は15日、2月に実施した医師国家試験に9547人が合格したと発表した。合格率は92.4%で、昨年より0.8ポイント上がった。女性の合格者は3307人で、全体の34.6%。男性は6240人だった。

 

 医師の仕事は激務だと言われており、病院に勤める医師の26.3%が週50~60時間の労働を強いられていると言われています。びっくり医師は一般の会社員と異なり、労働基準法による労働時間の制限が適用されていませんでしたが、来月1日から医師に対する残業時間の上限規制が始まります。

 

 そのため、医師不足がさらに深刻な事態になることが懸念されています。私が後期高齢者になる2030年代半ば頃に、医師不足がさらに強まっていたら、医療難民になってしまわないか心配です。そこで、医師不足の状況が今後どうなって行くのか調べてみました。ニヤリ

 

 この問題については、株式会社GLOBAL HEALTHが、分かりやすいレポートをネットに配信しています。

 

【医師偏在対策等】

 

 2020年8月に行われた将来の医師需給推計によれば「現在の医学部入学定員を維持すれば2029年頃から医師『過剰』になってしまう」とされています。

 

【医師の需給推計】

 

 

 2029年と言えば、この春医学部に入学する学生が卒業するころです。人口減少は、政府の推計を上回って急速に進展しているので、医師不足が解消される時期が早まり、過剰の度合いが大きくなる可能性もありそうです。

 

 医療機関の利用者である私個人としては、医師不足が解消されて、自分を含め全国の人々が医療を受けやすくなることは大歓迎です。