2021年10月に、日興証券の担当者からマニュライフ・円ハイブリッド債券・インカム・ファンドのセールスを受けました。
【マニュライフ・円ハイブリッド債券・インカム・ファンド】
1 主な投資対象は、相対的に高い利回りが期待できる投資適格の円建ハイブリッド債券
2 投資銘柄の多くは、知名度の高い日本企業
円建ハイブリッド債券とは、利回りの高い劣後債ですが格付けBBB以上の債券に限って組み入れているので、元本割れのリスクは低いとのことでした。
2019年10月に設定されて、トータルリターンは3.76%になっていました。これなら、購入時の手数料0.55%と信託報酬0.59%を負担しても、1年以上保有していれば定期預金を多きく上回る利回り(と行っても1%台ですが。)になります。
日興証券の口座にMRFで持っていてもほとんど利息が付かないので、1%の利回りに魅力を感じて、1千万円分購入しました。
昨年3月17日、久しぶりに運用状況を確認したところ、思いがけない状況になっていました。
【円ハイブリッド債券インカム 年1回決算型(8970) 2023年3月17日現在】
● 時価評価額 9,108,816円
● 評価損益 -891,186円
評価損益は1千万円の投資額に対して、891,186円(8.9%)のマイナスになっています。どうしてこんなことになっているのか、日興証券の担当者に電話で確認したところ、次のような説明でした。
【日興証券担当者の説明】
● 日米金利差の拡大により、ハイブリッド債が下落しているため、基準価格が下がっている。
● ハイブリッド債は、満期償還が近づけば値を戻すので、持ち続けることをお勧めする。
それから1年経って、時価評価額と評価損益を確認すると、次のとおりでした。
【円ハイブリッド債券インカム 年1回決算型(8970) 2024年3月18日現在】
● 時価評価額 9,122,169円
● 評価損益 -877,833円
わずか13,350円だけ、評価損が減っています。
円建ハイブリッド債券の下落要因である日米の金利差は、今後縮小する見通しなので、評価損は減少して行くとは思います。
後悔先に立たずですが、せめてドルコスト平均法で積立購入すれば、評価損がここまで酷くなることはなかっただろうと思います。