最近、運転手、建設業、医療関係で「2024年問題」のため人手不足が一層深刻になるという情報を目にするようになりました。

 

 調べてみると、この問題によって、2024年4月以降、人々の生活に大きな影響が出そうです。

 

【2024年問題とは】

 2024年4月以降、自動車運転業務、建設業、医師の残業時間に規制が設けられることによって生じる問題の総称のことをいいます。

 

 自動車運転業務には、トラックドライバー、タクシーやバスの運転手が含まれているので、逼迫している運転手の人手不足がさらに深刻になると考えられます。

 

 具体的には、次のような影響が想定されます。

 

【自動車運送業でどんなことが起きるのか】

トラック輸送に要する時間の増加、運賃の値上がり。

タクシーがつかまりにくくなる。

路線バスや都市間高速バスの減便、観光バスの値上がり。

 

 建設業では、労働者不足のため、工期の延長、工事価格の値上がりが起きそうです。ただでさえ、着工が遅れている大阪万博は、2025年4月13日(日)のオープニングに間に合わせることができるのだろうかと思います。ショボーン

 

 医師についても、大学から地方の病院への医師派遣が難しくなると言われています。

 

【北海道新聞 2023年10月7日】

 

 労働法は、労働者保護の理念を推し進めるために、現状に比べて達成困難な高い目標を規定することがありますが、人手不足が激しい自動車運転業、建設業、医師の残業規制がスタートすることで、かなりハレーションが起きると思います。ショボーン

 

 残業規制をカバーするための人員を確保する体力の無い事業者では、人手不足倒産も出そうです。ショボーン